F1ドイツGP、ラルフ・シューマッハーが優勝

2001.07.30 自動車ニュース

F1ドイツGP、ラルフ・シューマッハーが優勝

F1第12戦ドイツGP決勝が、2001年7月29日、超高速のホッケンハイムリンク・サーキット(6.825km)を45周して開催された。完走10台のサバイバルレースを制したのは、ウィリアムズBMWのラルフ・シューマッハー。今季3勝目、母国GP初優勝を飾った。

気温29度、快晴のもと行われた決勝レースは、大事故で幕を開けた。初ポールポジションのファン・パブロ・モントーヤ(ウィリアムズBMW)や2番グリッドのラルフらは好スタート。しかし、予選4番手のミハエル・シューマッハー(フェラーリ)は、スタート直後にギアボックストラブルで失速、16番グリッドのルチア−ノ・ブルティ(プロスト・エイサー)がシューマッハーのマシンに乗り上げ空中回転し、アロウズのエンリケ・ベルノルディのマシンの後部に接触するという大クラッシュが発生した。幸いにして誰にも怪我はなかった。
この直後、セーフティカーが介入するも、メインストレートに散乱したマシンの破片が危険だと判断され、2000年モナコGP以来のレース中断/再スタートとなった。

全車無事に再スタート。レースは、予選から他車の追随を許さなかったウィリアムズコンビが引っ張るカタチで展開した。1位のモントーヤは、ファステストラップを連続し2位ラルフを突き放したが、22周目のピット作業中、給油ノズルのトラブルで約30秒を費やしてしまい3位まで後退。その3周後にパワフルなBMWがねをあげストップ、初優勝を惜しくも逃した。トップは、チームメイトのラルフに代わった。

暑いドイツGP、レースが進むにつれて、リタイアするマシンが続々と出た。前戦イギリスGPで15レースぶりの勝利にわいた3番手スタートのミカ・ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)は、14周目のグランドスタンド前でマシン左側からラジエーター液を噴出させリタイア。地元で最多勝利数「51」に並びたかった、ポイントリーダーのミハエル・シューマッハーは、ピット作業後にメカニカルトラブルをおこし、25周目、第1シケインでマシンをとめた。

ミハエルのリタイアで俄然ポイント獲得が望まれた、ポイントランキング2位のデイヴィッド・クルタード(マクラーレン・メルセデス)だったが、27周目、コース脇にマシンをつけレース終了。マクラーレンは、メルセデスエンジンの地元でノーポイントに終わった。

22台で始まったレースは、最終的に10台までしぼられた。307kmのレース、ラルフ・シューマッハーはトップでゴールし、サンマリノ、カナダにつぐ自身3勝目をあげた。2位は、前年同GPのウィナー、ルーベンス・バリケロ(フェラーリ)。3位には、ホンダエンジン搭載のBARのマシン、ジャック・ヴィルヌーヴが入り、第5戦スペイン以来の表彰台にのぼった。

以下、4位ジャンカルロ・フィジケラ、5位ジェンソン・バトンと2台のベネトン・ルノーがうれしい入賞。現役最年長、37歳のジャン・アレジ(プロスト・エイサー)が6位に入った。

ホンダユーザーは、オリヴィエ・パニス(BARホンダ)が7位フィニッシュ。ジョーダンの2台はいいところがなく、ヤルノ・トゥルーリは34周でリタイア、今GP直前に解雇されたハインツ-ハラルド・フレンツェンの代役を務めたリカルド・ゾンタは7周しかできずに終わった。フレンツェンの怨念か?

2001年シリーズは残り5レース。タイトルを争う1位ミハエル・シューマッハー、2位クルタードが無得点に終わったため、両者の差は変わらず37点。早ければ、次戦ハンガリーGPでシューマッハー4度目のタイトルが決定する。
優勝したラルフは、10点を加算し41点を獲得。バリケロを抜いて3位に躍進した。

コンストラクターズタイトル、フェラーリはバリケロが2位6点を追加したのに対し、マクラーレンはノーポイント。124点対66点となった。こちらも、タイトル決定は時間の問題となったようだ。

次戦は超高速コースから一転、モナコにつぐ低速コース、ハンガリーGP。決勝は8月19日に行われる。

(webCG 有吉)

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