トヨタ「クラウン」をマイナーチェンジ

2001.08.23 自動車ニュース
 

トヨタ「クラウン」をマイナーチェンジ

トヨタ自動車は、「クラウン」シリーズのセダンとワゴンをマイナーチェンジし、2001年8月20日に発売した。

プリウスに搭載された「THS(Toyota Hybrid System)」、エスティマハイブリッドの「THS-C」(CはCVT)に次ぐ、トヨタの簡易型ハイブリッドが「THS-M」(Mはマイルド)

 

■簡易型ハイブリッド「THS-M」の採用
今回のマイナーチェンジでは、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせた新型ハイブリッドシステム「THS-M(Toyota Hybrid System-Mild。通称マイルドハイブリッド)」を、クラウン「ロイヤル」に採用したことが最大の特徴だ。

「THS-M」は、よりシンプルな機構にすることで汎用性を向上させ、様々なタイプの車種、エンジンと組み合わせられるようにした、いわば簡易型ハイブリッドシステムだ。既存のエンジンを利用できること、そして高価なニッケル水素電池ではなく、鉛電池を採用したことで、低コスト化を実現した。

基本的な機構は、「エンジン」「発電機能を備えた小型電気モーター」「トランクに設置される36Vの小型2次バッテリー」、そして「制御システム」で構成される。車両が停車すると、エンジンが自動停止(アイドルストップ)。エンジン効率が悪い発進時には、まずモーターから動力を得て、次にエンジンを始動させる。減速、制動時には、回生ブレーキによりモーターが発電を行い、運動エネルギーを電気エネルギーに替えバッテリーに蓄電する。アイドルストップ時にもモーターが駆動し、エアコンを使用可能。快適性にも配慮した。
クラウンロイヤルでは、3リッター直噴「2JZ-FSE」エンジンと組み合わせ、「平成12年基準排出ガス50%低減レベル(優-低排出ガス)」の認定を受けるなど低エミッション化を図った。さらに燃費は、「THS-M」なしの車両と較べ、リッターあたり1.6km良い13.0km(10・15モード)を実現した。

「THS-M」搭載モデルの価格は、スチールホイールなど装備を簡素化した「クラウンロイルサルーンSパッケージ」が365.0万円、ベーシックモデルが397.0万円、クルーズコントロールなどが標準装備される「同Uパッケージ」は442.0万円。ノーマルモデルと比較すると、15.0万円高い。すべてFR、5段AT仕様となる。



 

■快適装備の向上
そのほかの変更点は、レーダーをつかい適切な車間距離を自動制御する「レーダークルーズコントロール」の設定を拡大したことや、最新型のDVDボイスナビゲーションシステム+7インチワイドディスプレイを全車にオプション設定したこと、2名分のシートおよびステアリング位置を記憶する「マイコンプリセットドライビングポジションシステム」を運転席に設定したこと(一部グレードに標準またはオプションとして)などがあげられる。

また、クラウン「マジェスタ」「ロイヤル」「アスリート」「エステート」ともに、内外装の意匠変更が行われた。

価格は以下のとおり。

●クラウンマジェスタ
3リッター直6直噴エンジン搭載「3.0Aタイプ」(2WD)の430.0万円から、4リッターV8「4.0Cタイプi-Four」(4WD)の565.0万円まで

●クラウンロイヤル
2リッター直6「ロイヤルエクストラ」(2WD)の295.0万円から、3リッター直噴+THS-Mの「ロイヤルサルーンUパッケージ」(2WD)の442.0万円まで

●クラウンアスリート
2.5リッター直6「アスリート」(2WD)の340.0万円から、3リッター直6「アスリートG」(2WD)の379.0万円

●クラウンエステート
2リッター直6「アスリートE」の299.0万円から、3リッター直噴「アスリートG」の392.0万円

福祉車両「ウェルキャブ」シリーズには、スイッチ操作により全自動で助手席が90度回転し、車両外側に大きくせり出す「全自動助手席回転スライドシート車」を新設定。さらにハイブリッド車も追加され、ラインナップを充実した。
379.4万円から542.8万円まで。

(webCG 有吉)

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