フレンチブルー、台風を吹き飛ばす

1998.10.21 自動車ニュース
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フレンチブルー、台風を吹き飛ばす(10/21)

10月17〜18日、長野県の車山高原グラウンドで、フランス車のお祭り「フレンチブルー・ミーティング」が開催された。今年も1500台以上のフランス車が集結した。

当日は台風10号が接近しており、お天気が心配されたが、全国から集まったフランス車ファンの熱意が通じたのか、前夜祭が始まった17日午後7時に雨は止み、車山は神秘的な霧に包まれた。今年の前夜祭には全国から442台のフランス車と800人のフランス車好きが集まった。そして、なんと飛び入りで人前結婚式を行った人も登場。東京から2CVで来た長谷川輝和さん、大塚照子さんのカップルで、コスプレした多くの友人から祝福を受けていた。

ステージではアコーデオンのパトリック・ヌュジェと、平成ブルース歌謡の歌姫(!?)、玉貴が登場。ミュゼット・スタイルでフランス・ギャルの「娘たちにかまわないで」や映画「男と女」のテーマなどが歌われ、会場をしっとりと盛り上げた。そしてトリには、サンバ・バンドの「ミユキ・アンド・エスペランザ」が登場。「マシュケナーダ」をはじめ、ノリノリのラテンナンバーを怒涛の勢いで披露し、会場は熱狂的な踊りの渦に包まれたのであった。

明けて18日、車山高原グラウンドには朝8時から数多くのフランス車がひしめきあっていた。会場にはフランス音楽評論家の永瀧達治氏の選曲によるフレンチ・ポップスが一日中流れ、さながらフランスはグルノーブルあたりのスキー・リゾートに来ているかのようだ。会場ではパリ旅行ペアチケットを賭けたジムカーナ大会が開始され、どのクルマも泥んこになりながら力走していた。またお祭りの屋台よろしくテント村も出現。自動車パーツ、アクセサリーから本格フランス料理、さらにはナゾの団体、「多摩川グルメ会」の四川風雑炊(これはうまかった)まで売られていて、お客さんは物欲と食欲の奴隷と化していた。

それからフレンチブルーの面白さといえば、参加者ひとりひとりが自由に、楽しいイベントを考えてきて、お客さん同士で楽しみあっているという点だ。2CVサーフィンなる珍妙なスポーツ(?)を考案した人、フリーマーケットをやっている人、ジャズのライブをやっている人、自作のイラストを売っている人……そういう人々を見てまわったり、友達になったりするのもまた楽しいのである。そして最後には、これも恒例の大ビンゴ大会が行われ、楽しい2日間はあっという間におしまい。参加した約1500台のクルマと人びとはちょっと感傷的になりながら、友人たちと来年の再会を約束しつつ、車山を降りて家路に就いたのでした。

会場で声をかけてくださった皆さん、どうもありがとうございました。無事に帰れましたか? (Web CG スヤマ)

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