トヨタ、「走りのFRセダン」発表

1998.11.02 自動車ニュース
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トヨタ、「走りのFRセダン」発表(11/2)

トヨタ自動車はFRのスポーツセダン、「アルテッツァ」を10月30日より発売した。トップグレードには2リッター210psのDOHC4気筒エンジンと6段MTが与えられている。

「トヨタ・アルテッツァ」の開発コンセプトは、「操り、走る心地よさを味わってもらう新世代のスポーツセダン」。トヨタの奥田碩社長は発表会の席上で、「アルテッツァは景気の先行き不透明感が払拭できないなか、人々のマインドをわくわくさせる商品」であり、「アリスト、プログレに次ぐ一連のセダンイノベーションの流れのなかに位置づけられるモデル」と、その魅力を強調した。また、「アルテッツァ」を来春からヨーロッパでも発売すると発表した。

「アルテッツァ」は全長x全幅x全高=4400x1720x1410mmの比較的コンパクトなボディに2670mmのホイールベースを与えている。前後のオーバーハングを切りつめ、エンジンをフロントミッドシップに搭載するなど重量物を中心付近に集中させることで、すぐれた操縦性を実現したという。

搭載されるエンジンは2種。まず2リッター直4DOHCの3S-GE型は吸気側にくわえて排気側のバルブタイミングも制御するデュアルVVT-iが与えられるなどの改良によって、210ps/7600rpmの最高出力と22.0kgm/6400rpmの最大トルクを得ている(AT仕様は200ps)。また2リッター直6DOHCの1G-FE型も用意され、こちらは160psと20.4kgmを発生、さらに2000年の排ガス規制をクリアさせている。トランスミッションは3S-GE型に6速MTと、マニュアルシフトモードを持つ5速ATを設定。1G-FE型には4ATが与えられる。

サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーンを採用。ニュルブルクリンクをはじめとする欧州各地で徹底した走り込みを行って設定がなされたという。ブレーキは大径の4輪ディスクで、17インチのタイヤ/ホイールと組み合わされる。安全装備については64km/hのオフセット前面衝突に対応したGOAボディの採用、ABS、デュアルエアバッグ、プリテンショナーとフォースリミッターつきシートベルト、むち打ち防止機能WILを標準装備。サイドエアバッグ、トラクションコントロールをオプション設定している。価格は207〜250万円。なおアルテッツァはトヨタの新ディーラーネットワーク、ネッツ店で発売される新車第一号であり、月間販売目標は4000台とのことである。

クロノグラフをイメージしたメーターパネルなど、「アルテッツァ」はデザインのディテールにもこだわりを持っているとのこと。しかし実車を見ると、インテリアのデザインに統一された思想がないというか、まるで日本製CDラジカセなどのように、ただ饒舌なディテールが無秩序に集められている感じがした。テイストが子供っぽいなあ。ひょっとして「アルテッツァ」って、ハチロクの卒業生向け?(Web CGスヤマ)

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