【スペック】全長×全幅×全高=4270×1815×1495mm/ホイールベース=2535mm/車重=1280kg/駆動方式=FF/1.2リッター直4SOHC8バルブターボ(105ps/5000rpm、17.8kgm/1500-4100rpm)/価格=303万円(テスト車=同じ)

フォルクスワーゲン・ザ・ビートル デザイン レザーパッケージ(FF/7AT)【ブリーフテスト】

フォルクスワーゲン・ザ・ビートル デザイン レザーパッケージ(FF/7AT) 2012.08.01 試乗記 ……303万円
総合評価……★★★★

「ビートル」の名で親しまれた名車の復刻版たる、「フォルクスワーゲン・ザ・ビートル」。クルマとしての仕上がりはどうなのか? 項目ごとにチェックした。

素性のよさに妄想が膨らむ

まるでバウハウスを思わせるデザインを優先した先代モデル「ニュービートル」と違い、オリジナルの「タイプ1」により近い造形となり、男性的な雰囲気もたたえるようになった「ザ・ビートル」。真横からのシルエットを見れば、長めのボンネットに角度の立ったAピラー、後端までスッと伸びたルーフラインなどで、タイプ1との類似性およびニュービートルとの違いがわかるだろう。
ファニーなニュービートルに比べると、自動車らしさを取り戻したことで走りの良さも予感させる。どことなく「ポルシェ911」に似た面影があるのは、祖先がつながっているからだろう。

シャシーは「ゴルフ」と共通かと思えば、そうではない。リアサスペンションはマルチリンク式ではなくトレーリングアーム式なのだ。実は、日本に導入されていない2リッターターボモデルはマルチリンク式になっており、2種類用意されているのだ。最近のフォルクスワーゲンは、北米向けの「ジェッタ」にも見られるように、グレードに合わせてサスペンションを使い分けるということもしている。

現在日本に導入されているザ・ビートルのパワートレインは、1.2TSI+7段DSGのみ。これはこれで最近のフォルクスワーゲンらしく“優等生”で、よくできている。しかも西海岸のビートル的な、ちょっとユルい乗り味もあって「ニクい演出!」と思わず膝をたたきたくなるが、男性的で「911」をもほうふつとさせるスタイリングを眺めていると、もっとスポーティーなモデルの登場に期待を寄せてしまう。
このカタチで「ゴルフR」ぐらい気合の入ったスポーティーバージョンが出たならば、それこそベビー・ポルシェのような存在になること間違いなしだ。

 
フォルクスワーゲン・ザ・ビートル デザイン レザーパッケージ(FF/7AT)【ブリーフテスト】の画像
 
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