カワサキから現代版W1登場

1998.12.15 自動車ニュース
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カワサキから現代版W1登場(12/15)

カワサキモータースジャパンは650ccの「W650」を発表、1999年2月15日より発売する。1960年代の「W1」をイメージしたモデルで、価格は68.6万円だ。

「カワサキW650」は50psを発生する675cc並列2気筒SOHCエンジンを搭載したモデルで、特徴をひとことでいうと、究極のレトロ。「W1(ダブワン)」のイメージを活かすために、ベベルギア駆動のバーティカルツインエンジンを新設計、それを昔ながらのダブルクレードルタイプのフレームに搭載するなど、設計からして徹底している。大きくて重いモデルをもてあましていたり、同社のエストレヤ系モデルからステップアップするユーザーがターゲットという。

「カワサキW1(ダブワン)」は海外市場でトライアンフなどのライバルに対抗するために開発されたモデルで、1966年に国内発売された当時は日本で最大の排気量をもつモデルだった。当時からエンジン音、排気音をふくめて雰囲気が大きなセリングポイントだっただけに、昨今のレトロバイクブームを背景にカワサキでは一種の復刻を目論んだようだ。

「カワサキW650」はセルフスターターに加えキックスターターを備えており、さらにタンクの塗りわけやクロームパーツによるアクセントなど視覚的な仕掛けにも凝っている。車体はアップハンドル仕様とローハンドル仕様の2種類が用意される。

先祖がえりは四輪のみならず二輪の世界でもさかんに行われている。ドゥカーティなども秋のミュンヘンバイクショーで、 MH900e というレトロテイストをとりこんだプロトタイプを出展して話題を呼んでいた。「W650」は同じショーで発表されたバイクだが、近未来的な機構もしっかり取り込んでいたドゥカーティとの違いは、徹底的に古めかしくやってしまったことだ。旧車に乗る、ということと、旧車っぽい新車に乗るということの間には、大きな差があると思うのだ。クルマだってそうですよね?(Web CG オガワ)

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