三菱、トールボーイのミニバン発売

1998.12.24 自動車ニュース
 
 
981224_044.gif

三菱、トールボーイのミニバン発売(12/24)

三菱自動車は全高1.6メートル超のミニバン「ミラージュディンゴ」を12月22日に発表した。発売は1999年1月4日よりとなる。

「三菱ディンゴ」はさきごろ三菱が提言した新しい車種シリーズ「SUW(賢く便利なワゴン)」コンセプトにのっとって開発された第1弾となる。2440mmと比較的コンパクトなホイールベースをもつシャシーのフロントに新開発の1.5リッター4気筒DOHC(GDI)エンジンを搭載し、駆動方式は前輪駆動のみとなる。最大の特徴は3.9mとコンパクトな全長に対して1.6m超の全高をもつボディにあり、乗降の容易さやシートの多用途性などSUVの多目的性を、従来のハッチバックに付与した内容となっている。

室内で注目に値するのは三菱が「Hウォーク」と名づけたシートの配置で、前後席間のウォークスルーが可能になっていることに加えて、フラットな床面により左右の移動も楽に行なえる。初代RVRから室内空間の応接間化を熱心に推し進めてきた三菱では、この「ディンゴ」でも後席を150mm前後にスライドすることが可能となっている。パワーユニットは1468ccの排気量をもつ4気筒DOHC4バルブGDIで、ガソリン筒内直接噴射方式をとるエンジンとしては「世界最小」と三菱では謳う。最高出力は105ps/6000rpm、最大トルクは14.3kgm/3500rpmとなっている。組み合わせられるトランスミッションは学習機能つき「INVECS-II」4段オートマチックだ。ちなみにシフトレバーはコラムにすえつけられ、順手で操作できるようにしているのもメーカーでは特長のひとつにあげている。

それにしても大胆なスタイリングである。とくにフロントマスクの造形は、米国の自動車ショーのコンセプトモデルがそのまま路上に走りだしたのか、というぐらいのものがある。もっとも三菱は以前からデザイナーのスケッチにあまり手を入れないで製品化しているようなところがあるので、ディンゴもその延長線上にあるという意味では三菱らしい製品だ。すくなくとも、売れているクルマなら他社の製品にでも臆面もなく似せる、というマーケティング優先のクルマづくりから離れているという意味では評価したい。あとはインテリア、ですね。(Web CGオガワ)

 
 
関連記事
  • 三菱ミラージュG(FF/CVT)【試乗記】 2016.2.13 試乗記 三菱の世界戦略を支えるコンパクトカー「ミラージュ」がマイナーチェンジ。上級グレード「G」の試乗を通して、世界93カ国で販売されるグローバルプロダクトの進化の度合いと、日本市場におけるライバルに対するアドバンテージを確かめた。
  • 三菱ミラージュ1.2G(FF/CVT)【試乗記】 2015.2.6 試乗記 三菱のコンパクトカー「ミラージュ」に、1.2リッターエンジンを搭載した新グレードが登場。試乗を通して、日本で求められるコンパクトカーのあり方を考えた。
  • 顔立ち一新、三菱ミラージュがマイナーチェンジ 2015.12.18 自動車ニュース 三菱がコンパクトカー「ミラージュ」をマイナーチェンジし、2016年1月14日に発売する。改良の内容は転支援システム「e-Assist」の採用や内外装デザインの変更など、装備の強化と内外装の質感の向上が主となっている。価格は138万240円~148万5000円。
  • 三菱が「ミラージュ」に1.2リッター車を追加 2014.12.26 自動車ニュース 三菱がコンパクトカー「ミラージュ」を一部改良。新グレード「1.2G」を設定。
  • フォルクスワーゲンhigh up!(FF/5AT)【試乗記】 2017.5.17 試乗記 「フォルクスワーゲンup!」が初のマイナーチェンジ。内外装ともにリフレッシュされた、“末っ子”の使い勝手をテストした。走らせて一番快適だったのは、小さなボディーとは結びつかない意外な場所だった。 
  • フォルクスワーゲンが「up!」をマイナーチェンジ 2017.4.27 自動車ニュース フォルクスワーゲンがコンパクトカー「up!」をマイナーチェンジ。注目は新設定の純正インフォテインメントシステム「Composition Phone」で、スマートフォンとの連携により、ルート案内や音楽再生などの機能を簡単に使うことができるという。
  • スズキ・ワゴンRスティングレー ハイブリッドT(FF/CVT)【試乗記】 2017.4.13 試乗記 新世代プラットフォーム「ハーテクト」をベースに開発された6代目「スズキ・ワゴンR」。新機軸が満載の新型軽ハイトワゴンの実力を、ターボとマイルドハイブリッド機構の両方を搭載した最上級グレード「スティングレーT」で試した。
  • スズキ・ワゴンR ハイブリッドFZ(FF/CVT)【試乗記】 2017.3.25 試乗記 軽ハイトワゴンの元祖「スズキ・ワゴンR」が6代目にモデルチェンジ。新世代のプラットフォームやマイルドハイブリッドシステムの採用などで話題を集める新型の実力を、上級グレード「ハイブリッドFZ」で試した。
  • スズキ・スイフトRSt(FF/6AT)【試乗記】 2017.3.27 試乗記 1リッター直3ターボエンジンを搭載する、新型「スズキ・スイフト」の最上級モデル「RSt」に試乗した。新しいプラットフォーム「ハーテクト」を得てかろやかさに磨きがかかった新型は、同時に従来のスズキとはちょっと違う“豊かさ”をも手にしていた。
  • スズキ・スイフト【試乗記】 2017.2.7 試乗記 累計販売台数は530万台というスズキの世界戦略車「スイフト」が、新型にフルモデルチェンジ。欧州の道で開発されたというスズキのグローバルコンパクトは、思わずいろいろと語りたくなるようなクルマとなっていた。
ホームへ戻る