VWのスーパーディーゼルエンジン

1999.01.06 自動車ニュース
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VWは「パサート」に直噴ターボディーゼルエンジンを搭載した「TDI」モデルを追加設定した。低燃費を実現するとともに欧州排ガス規制をクリアしているのがセリングポイントだ。

「TDI」のエンジンは挟角90度のV型2.5リッター6気筒直噴ディーゼルで、ターボチャージャーが組み合わせられている。VTG(バリアブルタービンジオメトリー)の採用やエンジンマネージメントのチューニングにより、最高出力150ps/4000rpm、最大トルク31.6kgm/1500〜3200rpmを発生する。

4バルブヘッドが採用され、バランスシャフトによりスムーズな回転マナーを実現しているのも特長だ。燃料供給はボッシュ製「VP44ラジアルピストンディストリビューター」噴射ポンプによっており、その噴射圧は1500バールに達する。高圧噴射はクリーンな燃焼を実現し、はたして欧州の「EG2」排ガス規制を上回る数値を実現できたとVWでは謳っている。

消費者にとって「パサートTDI」の最大のメリットは燃費だろう。メーカー公表値によればセダンでリッター12.8km、バリアント(ステーションワゴン)で12.3kmだ。「パサートセダン TDI」には5段オートマチックギアボックスが備わり、走行性能は0-100km加速が10.5秒、最高速度は214km/hに達する。バリアントはやや重く空力もセダンほど良くはないため、0-100kmは10.8秒、最高速度は208km/hとなる。

「パサートTDI」にはASR(アンチスリップレギュレーション)、EDS(エレクトロニックデフロック)が標準装備されている。さらにオプションでESP(エレクトロニックスタビリティプログラム)を選ぶことも可能だ。(木村 宏)

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