トヨタのワールドカー「ヴィッツ」発売

1999.01.14 自動車ニュース
 
 
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トヨタのワールドカー「ヴィッツ」発売(1/14)

トヨタ自動車はリッターカー「ヴィッツ」を1月13日に発売した。世界20カ国にさきがけて、まず日本でのお目見えとなる。

「トヨタヴィッツ」は「ワールドワイドな戦略車種」(奥田社長)とトヨタが謳うコンパクトカーだ。プラットフォーム、エンジン、トランスミッションすべてが新設計されており、パッケージングと安全性と5MT車でリッター20km以上という好燃費がうりものとなっている。

パワープラントは997ccの直列4気筒DOHC「1SZ-FE」で、連続可変バルブタイミング機構を備えたBEAMSエンジンである。最高出力は70ps/7000rpm、最大トルクは9.7kgm/4000rpmとなっている。トランスミッションは学習機能をもった4段オートマチック「Super ECT」と5段マニュアルが用意されている。駆動方式は前輪駆動のみとなる。

ハッチゲートを備えたボディは2ドアと4ドアの2種類。外寸は全長x全幅x全高=3610x1660x1500mmで、2370mmのホイールベースをもつシャシーに載っている。現行トヨタ車のなかで最も全長の短いこのクルマのスタイリングは、ベルギーにあるトヨタの欧州デザイン拠点EPOCが担当した。

パッケージングも「ヴィッツ」にとって重要なセリングポイントだ。前後のオーバーハングを切りつめてそのぶん室内空間を広くとったとトヨタではしており、「身長190センチのおとなが4人ゆったりと乗車できる広さ」(開発を担当した市橋チーフエンジニア)がジマンである。これは姉妹車にあたるヤリスが2001年からフランスで生産されるなど、世界20カ国で年間25万台を作る計画を念頭においての世界基準によるものといえる。

価格はベーシックグレードの3ドア「B」(5MT)の84.5万円から「U」の115.3万円(同)まで。4AT搭載車は7.5万円高となっている。さらに「U」には操縦性や高速走行安定性に重点をおいた「ユーロスポーツパッケージ」装着車が設定されている。こちらは5MTで125.3万円だ。

都内のホテルで行われた記者発表会の席上で、奥田社長は「現在、新規格軽(自動車)が大きな市場を形成しているが、(ヴィッツは)あらゆる点で軽を凌駕するクルマだと思っている」と、軽自動車までターゲットにいれたトヨタの製品戦略を確認できる発言を行なっていた。もっとも、軽自動車の魅力は税金などのランニングコストの安さにあるので、それに対して「ヴィッツ」がどれだけ説得力をもつかは疑問だ。でも普通乗用車に乗るひとにとって、品質感のあるコンパクトカーというのはいま大いに魅力ある製品だと思う。インテリアの作りこみなんか、たいしたものですよ。(Web CGオガワ)

 
 

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