「アルテッツァ」を素材にアート展開催

1999.01.25 自動車ニュース
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「アルテッツァ」を素材にアート展開催(1/25)

「トヨタ・アルテッツァ」と現代美術作家が切り結ぶという、いっぷう変わった展覧会が開催される。同車をテーマにした写真、映像、インスタレーションなどの展示で構成されるという。

「アルテッツァアグレッシブアートリウム」(Altezza Art Artrium)と題されたこのイベントは、東京・青山のスパイラルホールで、2月22日と、4月2日から11日にかけて開催される。その趣旨は「アルテッツァに込められた思想をアーティストたちが具現化してゆくもの」(出展アーティストのひとり、椿昇氏)とのことだ。

具体的には、作品を通じて「日本におけるクルマの機能を越えたクルマの存在理由と、クルマを操る人間の個の在り方」を問うという。また椿氏は「自己の喪失感による不安を抱えたいまの日本人に、人間の尊厳に触れられ、それらを再認識する機会となる」とも述べている。

2月22日のイベントは「アルテッツァカフェ」と題されている。その内容は、ライトペインティングアーティスト、パトリックロション(写真は同氏の作品)と映像作家、向圭一郎による映像や、建築家、武松幸治によるインスタレーションがアルテッツァと共に展示される。またロション氏によるライトパフォーマンスや、トークショー、またVJ(ビデオジョッキー)ショーなども企画されている。

4月のイベントのほうは「高貴」哲学という第五のエレメント展と名づけられている。こちらは椿昇のインスタレーションと向圭一郎の映像を武松幸治が空間構成する。そのモチーフは「巨大なタービン」。観客がその中を通過することで、観客の意識は変容し、「新たな人間像、哲学、芸術が融合した第5のエレメントが誕生する瞬間を感じる」ことができるという。同時期には、さまざまな電子エフェクトを用いることで、「クルマで走行する」という体験自体をパフォーマンスにしてしまったアートユニット、ログスギャラリーのパフォーマンスを行うという。

クルマとアートのコラボレーションといえば、BMWのアートカーがもっとも有名だけれど、トヨタが「アルテッツァ」で同様のことを試みるとは興味深い。さすがトヨタというか目ざといというか。(Web CG スヤマ)

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