イタリアのスポーツカー「O.S.C.A.」復活

1999.01.27 自動車ニュース
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イタリアのスポーツカー「O.S.C.A.」復活(1/27)

1950から60年代に活躍したイタリアのスポーツカーメーカー「O.S.C.A.」が活動を再開。ニューモデル「ドロモス」の発表会が葉山で開かれた。

「O.S.C.A.ドロモス」は1950から60年代かけてのイタリアン・ライトスポーツカーを現代によみがえらせようとのコンセプトで作られたモデルだ。デザインは、1960年代にザガートのチーフスタイリストとしてランチア・フラヴィア・スポルトやアルファロメオSZ2、TZなどを生んだことで知られるエルコーレ・スパーダが手がけた。技術面は元アバルトのマリオ・コルッチ技師が、ボディワークはトゥーリングが担当する。「ドロモス」とはレースを意味するギリシア語からの造語とのことだ。

ドライビングの楽しさを追い求めたという「O.S.C.A.ドロモス」のパワーユニットはスバル製の水平対向4気筒2.5リッターで、187ps/6000rpmの最高出力と24mkg/2800rpmの最大トルクを発生する。このエンジンはミドに搭載されて後輪を駆動する。サイズは全長4090×全幅1760×全高1150mm、ホイールベースが2350mmと、ロータス・エリーゼに比べひとまわりほど大きい。販売時期や価格については現在のところ未定である。

1967年にMV社に買収されてから休眠状態にあったO.S.C.A.を復興させたのは日本人実業家の藤田尚三氏だ。氏はザガートと日産との共同事業によるオーテック・ザガート・ステルヴィオや、ハイエナ・ザガートの仕掛け人として知られている。彼の手によって休眠状態にあった同社は活動を再開、名門のコーチビルダーとして知られるトゥーリングもグループに収め、O.S.C.A. TOURINGグループを組織したという経緯をもつ。

  先日、神奈川県・葉山で行われた発表会には、1998年からO.S.C.A. TOURINGグループに参加しているエルコーレ・スパーダをはじめ、トゥーリングのカルロ・フェリーチェ・ビアンキ・アンデルローニ、マリオ・コルッチ、1947年にO.S.C.A.を創業したマゼラーティ兄弟の末裔にあたるアルフィエリ・マゼラティ、ルカ・ザガートというそうそうたる顔ぶれが来日して姿を見せた。加えて、スバル・テクニカインターナショナルの久世会長および四方技術部長が出席した。(伊東和彦)

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