トヨタ、安全性を高めたチャイルドシート開発

1999.03.04 自動車ニュース
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トヨタ、安全性を高めたチャイルドシート開発(3/4)

トヨタ自動車はあらたなチャイルドシートを開発した。新国際規格の固定方式に対応したもので、誤使用防止や車両適合性の向上をめざしたものだ。

トヨタが開発した新チャイルドセーフティシートの最大の特徴は、「確実かつ容易」(トヨタ)な固定方法を採用した点にある。チャイルドセーフティシート固定専用のアンカーを車両がわに設定し、これにシートを直接固定する方式を採用だ。これは「ISOFIX(アイソフィックスあるいはイソフィックス)」とよばれる国際標準化機構のチャイルドセーフティシート固定方式にのっとったものだ。1999年1月に国際規格に決定している。トヨタではさきごろ、本年夏以降から新車に順次このアンカーをとりつけていくと発表している。

トヨタの新チャイルドセーフティシートは安全性強化、使いやすさ、さらに経済性の向上が特徴としてあげられている。胸部を保護するインパクトシールドおよび側頭部をカバーするサイドウイングにより乗員保護性能の向上、ベースと本体を分離した構造により本体の軽量化と容易な持ち運び性の実現、さらにベビーシートからチャイルドシートへの付け替えが容易であることによる幅広い年齢への対応などのセリングポイントをもつのだ。

トヨタの新チャイルドセーフティシートは、国内の最大手メーカー、タカタと共同開発されたものという。前述のとおり夏以降、ISOFIX対応の新車を発売してゆくのに合わせて、シートの発売を開始するという。

これまでにISOFIX規格をめぐってはドイツの自動車メーカーですら、各社まちまちの方式を採用していて、「うちのが一番安全」を主張していた。しかし車体に直接固定する方式にすばやく着目し、なにはともあれ実際の商品に採用するという点では、消費者優先の思想である。トヨタの今回の発表は国産メーカーのなかでは早いが、ほかのメーカーもすばやい対応をみせてほしい。(Web CG オガワ)

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