東京グランプリ、「公約」に登場

1999.03.12 自動車ニュース
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東京グランプリ、「公約」に登場(3/12)

東京での市街地レース開催を謳った「東京グランプリの開催をめざす会」が発足、3月11日に都内で記者発表が行われた。都知事選に立候補する柿沢こうじ氏も名を連ねている。

「東京グランプリの開催をめざす会」とは、F1のモナコGPやF3レースなどが行われるマカオGPを手本に、東京の市街地でのレース開催を訴える有志の集まりである。メンバーは、TOM'Sレーシングチームオーナー兼レーサーでもある舘 信秀氏を中心に、元F1ドライバーの中嶋 悟や鈴木亜久里、現アローズF1のドライバーである高木虎ノ介、さらにレーシングドライバーの星野一義や近藤真彦ら、25名だ。

記者会見の席上、発起人代表の舘氏は会発足の理由を「市街地レースは、いままでレース場に足を運んだことのない人にもモータースポーツの楽しさを知るいい機会となる。さらに日本の産業の中心的存在である自動車と、中心都市である東京に活力をあたえる」ためと説明した。

4月の都知事選に立候補する予定の柿沢こうじ衆議院議員は、「スポーツ産業の創造による経済再生、モータースポーツをとおした自動車文化の定着」などを柱とした「東京元気回復」という「公約」を発表。そのなかで「東京グランプリ」開催を目指したいとした。

「東京グランプリ」の開催候補地は「臨海副都心」(舘氏)で行いたいとこの会ではしている。開催日やレースカテゴリーなども未定である。資金調達の面でも厳しい状況にある。発起人のひとり、本田耕介氏によると、ガードレール、ピットや観客席などの「ウワモノ」だけでも50億円はかかるという。

もうひとつのハードルは法規制だ。過去にも別府、横浜などでの市街地レースが検討されたものの、実現には至らなかった。その最大の理由は警察が公道レースを認なかったからといわれている。これについて舘氏は、「柿沢氏にはレース開催に向けて警察や行政、自治体の協力を得ることに努めてもらいたい」と話した。

「開催をめざす会」は、賛同者を広く募集している。詳しくは「東京グランプリの開催をめざす会」事務局(電話番号 03-3593-1600 ファックス 03-3593-1901)に問い合わせるを。

都知事選の「公約」に市街地レース開催が盛り込まれるなんてことは前代未聞なことです。でも柿沢さんが当選してくれないことには、この公約も「絵に描いたモチ」なんですけどね。構想にある「エコカーによるレース」というのが興味深いです。国際格式でエコカーレースが開かれたりしたら、画期的なイベントとなるでしょう。(Web CG 有吉)

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