ニュル最速! ポルシェ911にホットバージョン

1999.03.16 自動車ニュース
 
 
990316_034.gif

ニュル最速! ポルシェ911にホットバージョン(3/16)

ポルシェジャパンは、911の高性能バージョン「911GT3」を発売した。3.6リッターエンジンは360psを発生する。1290万円。

3月12日より発売された「ポルシェ911GT3」は、ポルシェのスポーツモデル「RS」の後継車としてデビューした。モータースポーツ参戦用の「クラブスポーツ」バージョンも用意されている。その外観では、フロントエンドの変更、サイドシル、固定式リアスポイラー、赤いブレーキキャリパー、18インチホイールなどが、GT3ならではの識別点となっている。

水冷水平対向6気筒DOHC4バルブの自然吸気エンジンは、排気量を3.3リッターから3.6リッターに拡大し、360ps/7200rpmの最高出力と、37.7kgm/5000rpmの最大トルクを得ている。昨年のルマン優勝車「911GT1」のエンジン技術も応用され、チタンコンロッドやクランクシャフト表面の特殊コーティングなどを採用。高回転時における耐久性を向上させているという。

トランスミッションは6速MTのみで、専用のギアレシオが与えられている。レースでの使用を考慮して、シンクロリングの交換や、コースに合わせたギア比の交換を容易に出来るようにし、さらなるパワーアップにも対応できる耐久性も与えられている。

サスペンションも専用セッティングとなっている。車両重心は約30mm低められ、可変スタビライザーの採用や、ジオメトリー調整範囲の拡大によって、様々なレースコースに対応できるようにしている。またロアアームジョイントや、前輪ホイールベアリングなどの重要部品も強化されている。タイヤはフロントが225/40ZR18、リアが285/30ZR18を装着。ブレーキはディスクの径、厚みともに拡大され、強化タイプの4ピストンキャリパーが採用された。この結果、ブレーキの制動値は911ターボ(993型)のそれを上回るという。

室内には革張り樹脂性バケットシートが採用され、後席が取り外されている。これで約30kgの軽量化がなされて、車重は1350kgとなっている。「クラブスポーツ」バージョンにはボルト留めのロールケージが装着されており、ロールケージをリアアクスル/サスペンション取り付け部に固定したことで、リアサスペンションからの入力によるボディ変形を低減させている。

これらの改良により、「911GT3」は最高速度が302km/h、0-100km/h加速が4.8秒という性能を得ている。またドイツ ニュルブルクリンクの北コースで7分56秒をマークし、量産車として初めて8分を切るタイムを樹立したという。「911GT3」の価格は1290万円。ポルシェジャパンでは100台の販売を計画している。

911GT3といえば、先ごろのジュネーブショーで発表されたばかりのモデルだ。ポルシェジャパンの対応の速さはエライと思う。やっぱり911には、こういったスパルタンなモデルがあったほうが、ポルシェらしくてイイと思います。(Web CG スヤマ)

 
 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

911の他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • ポルシェ718ボクスターS(MR/7AT)【試乗記】 2016.11.17 試乗記 350psの2.5リッターフラット4ターボエンジン搭載の「718ボクスターS」に試乗。パワーはもちろん、乗り心地もハンドリングも抜かりなしの718ボクスターSだが、ポルシェにだってできないことはある。それは……。箱根の山道を目指した。
  • ミドシップスポーツ「718ケイマン」を知る 2016.11.15 特集 2016年春に世界初公開されたポルシェの2シータースポーツ「718ケイマン」が、日本上陸を果たした。新たに開発された水平対向4気筒ターボエンジンや、一段と磨きのかけられた足まわり、こだわりの内外装は、どんな運転体験をもたらすのか。上級モデル「718ケイマンS」に試乗し、その実像に迫った。
  • スバルWRX S4 tS NBR CHALLENGE PACKAGE(4WD/CVT)【レビュー】 2016.11.30 試乗記 STI史上最強の「S207」に準ずる運動性能を身につけながら、快適性も考慮されたというコンプリートカー「スバルWRX S4 tS」。STIのスポーツパーツを全身にまとったその走りを、「NBR CHALLENGE PACKAGE」で試した。
  • マツダ・ロードスターRF VSプロトタイプ(FR/6AT)【試乗記】 2016.11.19 試乗記 「マツダ・ロードスター」に、スイッチひとつでルーフが開閉する電動ハードトップモデル「RF」が追加された。開発者のこだわりがつまったリトラクタブルハードトップの出来栄えと、ソフトトップ車とは一味違う走りをリポートする。
  • メルセデス・ベンツGLC350e 4MATICスポーツ(4WD/7AT)【試乗記】 2016.11.23 試乗記 「メルセデス・ベンツGLC」シリーズに加わったプラグインハイブリッド車の「GLC350e 4MATICスポーツ」に試乗。EV走行が身近に味わえ、しかもアクセルを踏めば迫力の加速を披露する緩急自在の“パワーハイブリッド”の実力やいかに?
ホームへ戻る