ナカミチから高級カーオーディオ登場

1999.03.24 自動車ニュース
990324_044.gif

ナカミチから高級カーオーディオ登場(3/24)

オーディオメーカーのナカミチよりヘッドユニット3機種が発売された。中でも注目はナカミチ久々の高級機「CD-700」。価格は17万円だ。

このところ元気のいいカーオーディオの世界。世は不景気といいながら数万円の普及価格帯よりも10万円を超える高級機の新製品が相次いでいる。音質が勝負のハイエンドオーディオの世界でこれから台風の目となりそうなのが「ナカミチCD-700」である。構成はシングルCDプレーヤーとAM/FMチューナーに凝縮、アンプすら持たないシンプルなデッキである。

どこが高級かというと、開発コストと労力のほとんどすべてが1枚のCDをいかに高音質で再生するか、ということに投入されている点だ。そのためには手段を選ばず、妥協を許さない凝った設計とカーオーディオには過剰と思われるほど贅沢なパーツの多用、それが何よりの特徴である。

凝った設計はたとえば振動対策にみてとることができる。メカニズムの無共振設計やCDに振動を一切伝えないマグネットによるマウント方式で音楽信号をピュアな形でピックアップしている。回路面では24ビットのD/A変換を行なうマルチビットD/Aコンバーターを左右チャンネルそれぞれに搭載、高音質に不可欠なアナログボリュームも採用されている。

カーオーディオでCDをローディグする際、気になるのがローラーがディスクの信号面に触れながら飲み込んでいくこと。大切なCDの信号面に傷や埃がつくんじゃないかとハラハラする音楽ファンも少なくないはず。もちろんそんな危険性は充分ある。その点、ディスクのエッジ部分のみをはさんでローディングする「CD-700」の細かい配慮はうれしい限りだ。

見た目も価格にふさわしく前面パネルは5mm厚のアルミムク材を使用、ボリュームつまみにもムクのアルミを使っており、感覚的な高級感も申し分ない。

ナカミチは同時に普及価格帯にもマイナーチェンジ機を2機種投入した。シングルCDプレーヤー+AM/FMチューナーの「CD-45z」(6万円)とカセットプレーヤー+AM/FMチューナーの「TD-45z」(4万5000円)がそれだ。20ビットのD/AコンバーターやCD-700と同様にDC-DCコンバーターによる強力電源の採用により、マイナーチェンジとはいいながらまったく新しい内容の製品に生まれ変わった。いずれも43W×4chのパワーアンプ付きだが、外づけパワーアンプへの接続も可能、さらにはサブウーファー用プリアウト出力端子も装備している。

ナカミチがカーオーディオの盟主奪還をめざしてリリースした「CD-700」。非常に期待されるヘッドユニットの登場である。「700」という型番自体、代々ナカミチが重要視してきたモデルに与えられたものだが、じゃあ究極のモデルを表わす「1200」の登場もありうるのだろうか? それはともかく気になるのは「CD-700」の音。CAR GRAPHIC本誌でも5月号からカーオーディオの連載ページが始まったので(なぜか私が担当しています)、ぜひ試聴リポートをお送りしたいと思っています。(Web CG おざわ)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。