ITSシステムがよくわかる本、登場

1999.04.08 自動車ニュース
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ITSシステムがよくわかる本、登場(4/8)

ITS(高度道路交通システム)の現状と未来を分析した本が登場。クルマとモバイルメディアの今後をわかりやすく解説している。

ITS とは、Intelligent Transport Systemの略で、「高度道路交通システム」と訳されている。おおざっぱにいえば、クルマに情報端末を搭載し、それを利用して交通の流れをより円滑化するシステムすべてのことを意味している。

具体的には、すでに渋滞情報をカーナビに提供しているVICSのほか、インターネットによる情報の配信、高速道路の料金自動徴収や、自動車の自動運転システムなどが計画されている。これらのプロジェクトは国家的規模で進行していて、400社以上が参加し、年間600億円以上の予算が投入されている。

「ITSビジネスの未来地図 モバイルメディアはクルマから変わる」と題されたこの本は、電通総研がまとめたもの。ITSの歴史と現状の分析に始まり、近未来の巨大ビジネスであるITSについて「どのようなものになるべきであるのか」を利用者の視点から論考している。発売元は山海堂で、価格は税別1800円となっている。

「交通環境のインテリジェント化」は、別の視点から見れば「交通環境の管理社会化」となる。「移動する個人の自由」を飛躍的に拡張したクルマという存在は、ついに監視され、制御された社会の中に暮らすモノへと変わってしまうのか。とすれば、21世紀の暴走族は路上のITSハッカーみたいなものになるのかな。(Web CG スヤマ)

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