原付として乗れる「ミツオカ」EV発売

1999.04.09 自動車ニュース
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原付として乗れる「ミツオカ」EV発売(4/9)

光岡自動車は原動機付自転車として乗れるマイクロカーの新型を発表した。荷台のついたモデルと電気自動車の2種類がある。

光岡自動車が今回発表したのは、荷台のついた「MC-1 T」と電気自動車「MC-1 TEV」だ。最大の特徴は、原動機付自転車として乗れる四輪車、というところにある。同社は1998年7月に「MC-1」を発表しており、組み立て式の「K-1」などを含めた光岡のマイクロカー受注数は現在まで1700件を数えている。

「MC-1 T」は「MC-1」のホイールベースを195mm延長し、850×400mmの荷台スペースを設けられたモデルだ。最大積載量は30kg。オプションとしてカーゴボックスが装着できるようになっている。宅配ピザ屋がメインターゲットか。パワートレインは50ccの空冷単気筒2サイクルエンジンだ。車両本体価格は「MC-1 スタンダードカラー」より4万円高の40万5000円となっている。

「MC-1 T EV」はミツオカ独自の直流モーターを搭載しているモデルだ。モーターの性能は定格出力0.59w、最大出力3.5kw(馬力にすると約5ps)となる。バッテリーは鉛で、48ボルト、72ボルトの2仕様が用意されている。充電は家庭用100ボルト電源から可能で、1回の充電に8〜10時間を要するという。走行距離は48ボルト仕様車で最大40km、実用距離で30km。72ボルト仕様車はそれぞれ10km長く走れるという。値段は充電器が備わった48ボルト仕様で54万8000円からとなる。

発表会の後、「MC-1 T EV」に試乗する機会が設けられ、丸の内のオフィス街1区間を1周してみた。アクセルを踏むと「ヒュイーン」というかすかな音をたててクルマは動き出す。停止状態からの加速が急激で、アクセルを踏みすぎると体が後ろに引っ張られるほどだった。ブレーキに踏力倍力装置がついていないため、踏む力を少し強めにしないと止まらないのが少し心もとない感じがする。運転する感覚は、クルマというよりは「大きめな遊園地のゴーカート」か原付二輪に近いかもしれない。

4月8日に東京丸の内で行われた発表会の席上、光岡自動車の光岡進社長は、電気自動車の価格設定が重要だったと言及。「一般のひとが買える価格にした」と語っていた。「MC-1T」と「MC-1 TEV」、予約受付は4月9日からとなっている。

試乗が行われた丸の内界隈での注目度は高かったようで、通り掛かりのサラリーマンから「あれはどんなクルマなんですか?」という質問を何回か受けました。クルマと思われただけでも「MC-1T」はシアワセ者です。(Web CG 有吉)

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