本格派の「ナカミチCD-700」を聴く

1999.04.20 自動車ニュース
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本格派の「ナカミチCD-700」を聴く(4/20)

「ナカミチ」のCDチューナーデッキ、「CD-700」の試聴会が行なわれた。ナカミチらしい音が帰ってきた、と評判の製品だ。

4月15日に行なわれた試聴会にはナカミチ自身がシステムを組み込んだデモカー、プジョー306のほか、東京近郊のナカミチスペシャルショップが「CD-700」中心に組み込んだデモカー4台ももってこられた。内容はメルセデスAクラス、旧Eクラス、ポルシェ911、さらにステージアで、各ショップのカラーの違いもあって「CD-700」の音質を様々な環境の中で味わうことができた。

どのクルマでも共通して感じたのはナカミチらしい音が帰ってきた、ということだ。ナカミチといえばテープステレオ全盛のころ、凝った設計と音づくりで「ナカミチサウンド」を確立し、多くのファンの支持を得たメーカーだ。だが10年ほど前から方針変更し、重点対象をマニアより一般ユーザーにシフトしてきた。昨年あたりから針路を戻し、マニアをも納得させるべく商品展開を図ることになった。その再スタートとなる最初の製品が「CD-700」なのだ。

デモカーは「CD-700」は当然のことながらアンプ、スピーカーまですべて既存のナカミチ製品を使用。したがって出てくる音はアンプの音でもありスピーカーの音色でもあって、正確に「CD-700」の音を表現しているわけではない。しかし最大公約数的にみると、どのクルマでも情報量が多いということは確認できた。

物理特性がすばらしい一方で、音楽を情感もって奏でるかという点では「?」と感じたのも事実だ。枝葉の部分の表現は詳細なのだが、幹となる中域の量感が乏しいのである。ただしカーオーディオの場合アンプやスピーカーの組み合わせで変化する音の幅はホームオーディオより大きい。「CD-700」の優れた特性を活かすも殺すも、車載時の組み合わせ次第だといえよう。

「CG」本誌の「オーディオ向上委員会」(そんなのあるの?)では「CD-700」に注目。連載企画「カーオーディオグレードアップ講座」にて取り上げることを検討している。「CD-700」の魅力を引き出せる最適システムは何なのか、個人的に大注目のヘッドユニットだけに興味は尽きない。(Web CG おざわ)

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