マツダ、「プレマシー」を新発売

1999.04.27 自動車ニュース
 
 
990427_065.gif

マツダ、「プレマシー」を新発売(4/27)

マツダは4月26日、新しいタイプの乗用車「プレマシー」を発表、同日より発売した。5ナンバーサイズの中に3列シートを実現した、コンパクト/多機能が特徴のニューモデルだ。

ファミリアとほぼ同サイズのボディの中に、ミニバンの特質を盛り込んだのが「プレマシー」の概要である。小型車を見直そうという機運は世界共通のもの。J.E.ミラー社長も、発表会で「プレマシーは日本だけでなく、世界市場をも視野に入れたクルマづくりがなされている」ことを強調した。当面の販売台数も、日本3000台に対してヨーロッパ2000台と、同等の販売目標が置かれている。

そのコンセプトは「ミニバンの要素を取り入れながらも、扱いやすさに設計主眼を置いた、新しいタイプの乗用車」。面白いのは、マツダではプレマシーを「ミニバン」とは称していないこと。というのもプレマシーにはミニバンにありがちな高さはないからだ。「全高は女性の背丈に合わせて決めた」というように1.6mほどしかない。これは乗り降りのしやすさとともに、ほとんどの立体駐車場に入れられることを意味する。

乗車定員は5人乗りと7人乗りが設定されている。7人乗りは3列シート配置となるが、コンパクトなボディサイズの中で3列シートを実現したことは、プレマシーのもうひとつのセールスポイントだ。シートアレンジも多彩。マツダ得意の、各バックレストを前方に畳める「スペースアップシート」はもちろんのこと、セカンドシート、サードシートはそれぞれスライドできる。かつサードシートは取り外して広い荷室を作り出すことも可能だ。ミニバンには欠かせないウォークスルー機能も万全だ。運転席から助手席への移動だけでなく、5ナンバーサイズでありながらセカンドシートへの移動も可能となっている。

エンジンは全モデル1.8リッターDOHC16バルブ、これにコラムシフトの電子制御4段オートマチックを組み合わせる。マニュアルは用意されていない。駆動方式はFWDのほかにフルタイム4WDもある。

グレードは基本的に標準仕様とGパッケージの2種のみ。2WDにはさらにスポーツパッケージもある。価格は、2WD・標準グレード5人乗りの168.6万円から4WD・Gパッケージ7人乗りの212.9万円まで。

「なにもこんなコンパクトなボディに3列シートまで入れなくても……」とは誰しも抱く最初の印象だし、大人には確かに充分とはいえないスペースだ。しかし「5人しか乗れない」ことと「7人まで乗れる」というのは大きな違い。実際、小学生ぐらいの子供がいたりすると、突発的に子供の友達を乗せなければならない状況に陥ることがよくある。プレマシーがそんな日本のファミリーの使い方に適しているのはよくわかるにしても、グローバルカーとして見ると、海外ではどのような使われ方がされるのか、とても興味深い。(Web CGおざわ)

 
 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

プレマシーの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • マツダ・ビアンテ グランツ-SKYACTIV(FF/6AT)【試乗記】 2013.6.25 試乗記 マツダのミドルサイズミニバン「ビアンテ」がマイナーチェンジ。スカイアクティブの2リッター直噴ガソリンエンジンと6段ATを得て、走りはどう変わった?
  • マツダ・プレマシー20S-SKYACTIV Lパッケージ(FF/6AT)【試乗記】 2013.2.24 試乗記 マツダ・プレマシー20S-SKYACTIV Lパッケージ(FF/6AT)
    ……239万4000円

    マイナーチェンジで、ついにスカイアクティブの2リッター直噴ガソリンエンジンと6段ATを手に入れた「プレマシー」。しかし注目すべきは、進化を遂げたパワートレインだけではなかった。
  • ホンダ・フリード/フリード+【試乗記】 2016.11.7 試乗記 ホンダのコンパクトミニバン&ハイトワゴンの「フリード」シリーズがフルモデルチェンジ。ハイブリッドのFF車、ハイブリッドの4WD車、そしてガソリンエンジンのFF車と、3つの仕様に一斉試乗し、2代目となった新型の実力を確かめた。
  • 設計一新 スズキが新型「スイフト」を発表 2016.12.27 自動車ニュース スズキが新世代プラットフォーム「ハーテクト」を採用した新型「スイフト」を発表。従来モデルから大幅な軽量化を実現したほか、直噴ターボ車やマイルドハイブリッドを設定するなど、パワーユニットの拡充も図られている。
  • ホンダ・フリード+ ハイブリッドEX(FF/7AT)【試乗記】 2016.11.24 試乗記 ホンダの小型ミニバン「フリード」シリーズが2代目にモデルチェンジ。ハイブリッドシステムの刷新と新プラットフォームの採用により、その走りはどう変わったのか? 2列シート車の「フリード+」に試乗し、進化のほどを確かめた。
ホームへ戻る