「グランドチェロキー」がモデルチェンジ

1999.05.12 自動車ニュース
 
 
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「グランドチェロキー」がモデルチェンジ(5/12)

クライスラージャパンセールスは「グランドチェロキー」をフルモデルチェンジした。新開発の4.7リッターV8エンジンを搭載する。

フルモデルチェンジされた新型グランドチェロキーの特徴は、「高級乗用車的な乗り味の追求と、オフロード性能向上の両立」にある。開発にあたっては、これまでのモデルに乗るオーナーの声を尊重し、高級SUVとしての「グランドチェロキー」のブランドイメージを守ろうとしているのも特色だ。

エクステリアデザインは、旧型のイメージを踏襲しつつも、全体に丸みを持たせ、Aピラーを大きく傾斜させたことで「乗用車的なパーソナル感」を演出している。ボディはラダーフレームを廃止し、今回のモデルからモノコックとなっている。

ホイールベースは旧型と同じ1710mmだが、ボディサイズは全長が115mm、全幅が60mm、全高が20mm拡大されて、4615x1860x2690mmとなった。この拡大は主に室内空間と荷室の充実にあてられている。スペアタイアをボディ下部に移動して、荷室を広くしているのは、最近のSUVによく見られる手法だ。

グレード構成は4リッター直6OHVを搭載する「リミテッド」と、4.7リッターV8を搭載する「リミテッドV8」の2種類だ。従来からの4リッター直6OHVは改良されて、最高出力が10ps向上し、195ps/5000rpmを得ている。もうひとつの4.7リッターV8SOHCは新設計で、旧型の5.2リッターユニットを上回る218ps/4700rpmの最高出力を発生する。なお、どちらのエンジンも、排ガス量をより30パーセント削減したという。トランスミッションは電子制御4ATのみの設定だ。

駆動方式はフルタイム4WDを採用。「リミテッドV8」には新開発の「クォドラ ドライブ4WD」が採用されている。これは駆動システムを電子制御化し、路面の悪化などで十分なトラクションを得られない時にも、グリップしているホイールに優先的にトルクを配分するというシステムだ。

サスペンションは前後ともリジッドアクスル/コイル。リアサスペンションは新開発された3リンク式を採用している。耐久性を高め、ハンドリングと乗り心地が改善されたという。ボールナット式のステアリングはリンケージが改良され、レスポンスと直進安定性と向上させたとしている。ブレーキは4輪ディスクで、適切な制動力を各輪に配分するEBD機能付ABSを採用している。

価格は「グランドチェロキー リミテッド」が439.0万円、「グランドチェロキー リミテッドV8」が495.0万円。発売は「リミテッド」が5月15日、「リミテッドV8」6月1日からとなる。

東京・お台場の「東京ファッションタウン」で開催された発表会は、なんとマジックショー形式になっていた。大きな木箱に入れられた新型グランドチェロキーは、最初はただクルマだけが横向きに置かれていたのだが、ふたを閉めた後、わずか一瞬のうちに、掲載した写真のようにクルマが別のものに変わり、背景も変わったのである。新車の発表会には数えきれないほど行っているけれど、ひさびさに手の込んだ、面白いショーを見せてもらいました。(Web CG スヤマ)

 
 

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