パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売

2012.07.24 自動車ニュース
「フォルクスワーゲンCC」
パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売

「パサートCC」改め「フォルクスワーゲンCC」発売

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2012年7月24日、最上級の4ドアセダン「フォルクスワーゲンCC」を発表、同日より販売を開始した。

 
パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売
 
パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売

■パサートの上を行くモデルに

4ドアセダンでありながら、クーペのような低いルーフやサッシュレスドアを備え、セダンの機能性とスタイリッシュなデザインを両立する“4ドアクーペ”。「メルセデス・ベンツCLS」の登場で火が付いたこのマーケットに、2008年、フォルクスワーゲンが投入したのが「パサートCC」だ。CCの名称は「コンフォートクーペ」を意味するもので、後席の居住性など、セダンに匹敵する快適性を高めることでライバルとの差別化が図られた。

そのパサートCCが、フェイスリフトを機にモデル名を「フォルクスワーゲンCC」に変更。日本でも発売にこぎ着けた。名称の変更は“パサートシリーズの最上級モデル”からの脱皮を意味しており、実際フォルクスワーゲンは、このフォルクスワーゲンCCを、ラグジュアリーサルーンの「フェートン」(日本未導入)とパサートのギャップを埋めるモデルと位置づけている。

そのため開発陣は、エクステリアのリニューアルに加えて、静粛性の向上やアシスタンス機能の充実を図るなどして、高級車と呼ぶにふさわしいクルマに仕上げたという。

 
パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売
 
パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売
 
パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売

■最新のブランドフェイスを採用

一番の変更点は、エクステリアだ。他のフォルクスワーゲン車同様、水平基調のフロントマスクを採用することで、これまでとは打って変わり、押し出し感を強めている。テールランプも円をモチーフとしたデザインから直線的な形状に改められた。ルーフやドア、前後フェンダーなどは以前のデザインを踏襲しながらも、フロントポジショニングランプやテールランプにLEDを使用するなどして、効果的にイメージチェンジを図っている。

インテリアは、基本的なデザインはパサートCCから受け継ぐが、ダッシュボードなどに使用する素材を見直すことで上質感を高めたという。ナッパレザーのシートは全車に標準装着。シートカラーはブラックに加えて、茶系のトリュフとチタンブラック、またはデザートベージュとチタンブラックのツートーンを選ぶことができる。見えないところでは、フロントガラスを遮音フィルム内蔵タイプとし、また、ボディーの遮音性能を高めることで静粛性の向上を図っている。

アシスタンス機能の充実も力が入れられたところで、フォルクスワーゲンCCでは、ドライバーの疲労を検知して休憩を促す「ドライバー疲労検知システム」を標準装着。また、レーダーセンサーにより車間距離制御を備える「アダプティブクルーズコントロール」、車線の逸脱を防止する「レーンキープアシストシステム」、低速での追突を回避する「プリクラッシュブレーキシステム」、車線変更時に後方車両との事故を警告したり車線逸脱を防止する「レーンチェンジアシストシステム」を“テクノロジーパッケージ”として設定した。

パワートレインは、1.8リッター直列4気筒直噴ターボの1.8TSI(160ps/4500-6200rpm、25.5kgm/1500-4500rpm)と7段DSG(デュアルクラッチ式トランスミッション)の組み合わせ。駆動方式はFFのみ。燃費は13.4km/リッター(JC08モード)で、2リッター直噴ターボを積むこれまでの「パサートCC 2.0TSI」に比べて、大幅に改善したという。

 
パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売
 
パサートCC改め「フォルクスワーゲンCC」発売

さらに、フォルクスワーゲンCCには、連続可変ダンパーの「DCC(アダプティブシャシーコントロール)」や最新の純正ナビゲーションシステムが標準で与えられる。
価格は、ベーシックな「フォルクスワーゲンCC 1.8TSI」が499万円で、テクノロジーパッケージ付きの「フォルクスワーゲンCC 1.8TSI テクノロジーパッケージ」が524万円である。

(文=生方聡/写真=郡大二郎)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

CCの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • フォルクスワーゲン・ザ・ビートル デザイン(FF/7AT)【試乗記】 2016.10.24 試乗記 「フォルクスワーゲン・ザ・ビートル」が日本上陸から4年半ぶりにマイナーチェンジ。デザインや走りに磨きをかけ、安全面や機能面を充実させたという新型の走りとは? 内装の一部に外装色をあしらった「ザ・ビートル デザイン」に試乗した。
  • フォルクスワーゲン・ザ・ビートル R-Line (FF/7AT)【レビュー】 2016.11.9 試乗記 フォルクスワーゲンのブランドアイコンモデル「ザ・ビートル」に新グレードの「ザ・ビートル R-Line」が追加された。限定車以外では始めて、ブルーモーションテクノロジーを採用した1.4リッターTSIエンジンを搭載し、燃費も上々。では、一番“おいしい”ポイントは? 他グレードとの比較を試みた。
  • メルセデス・ベンツE400 4MATICエクスクルーシブ(4WD/9AT)【試乗記】NEW 2016.12.2 試乗記 3.5リッターV6ターボエンジンに4WDシステムを組み合わせる、新型「メルセデス・ベンツEクラス」の上級モデルに試乗。先行して発売された2リッター直4ターボ車とは異なる、その走りの質を報告する。
  • スバルWRX S4 tS NBR CHALLENGE PACKAGE(4WD/CVT)【レビュー】 2016.11.30 試乗記 STI史上最強の「S207」に準ずる運動性能を身につけながら、快適性も考慮されたというコンプリートカー「スバルWRX S4 tS」。STIのスポーツパーツを全身にまとったその走りを、「NBR CHALLENGE PACKAGE」で試した。
  • ホンダNSX(4WD/9AT)【試乗記】NEW 2016.12.1 試乗記 初代の生産終了から10年あまりの時を経て、ようやく現実のものとなった新型「NSX」。ホンダ渾身(こんしん)のハイブリッド・スーパースポーツの走りと、それを支える技術的ハイライトについて詳しく報告する。
ホームへ戻る