【スペック】全長×全幅×全高=4815×1855×1425mm/ホイールベース=2710mm/車重=1540kg/駆動方式=FF/1.8リッター直4DOHC16バルブターボ(160ps/4500-6200rpm、25.5kgm/1500-4500rpm)/価格=524万円(テスト車=同じ)

フォルクスワーゲンCC 1.8TSI テクノロジーパッケージ(FF/7AT)【試乗記】

マジメなおしゃれ着 2012.07.24 試乗記 フォルクスワーゲンCC 1.8TSI テクノロジーパッケージ(FF/7AT)
……524万円

“4ドアクーペ”をうたうフォルクスワーゲンの最上級セダンが、新たな名前で登場。その走りは、乗り心地は、どんな進化をとげたのか?

「カッコいいセダン」ができるワケ

低くてワイドなかっちょいい4ドアセダンが続々登場するのを見て、この動きは何かに似ている、同じことが起きているジャンルがほかにある、とピンときた。

それは、スーツだ。スーツもやはりシルエットがタイトになったり、ツヤのある素材になったり、実用性よりオシャレな方向に振れている。
以下、「セダンとスーツは地下水脈の深〜いところでつながっている」という仮説である。

昔は、大人の男はスーツを着て4ドアセダンに乗るのがあたりまえだった。それが80年代に入るとハッチバックが流行(はや)り、90年代にはRVブームがあり、ミニバンの時代に至った。
いまはもう、無理にセダンに乗る必要はない。便利で楽ちんなクルマがよければ、ほかにいくらでも選択肢がある。いまあえてセダンに乗る理由は、そのスタイルを選ぶということだろう。だからセダンはどんどんカッコよくなる。

少し遅れて、スーツにも同じようなカジュアル化が起こった。ノータイがOKになり、ジャケパンもアリになり、特に夏の季節はポロシャツ+チノパンも許されるようになった。業種によってはジーンズだって珍しくない。
だから昔の背広といまのスーツは、立ち位置が違う。「通勤用」「労働着」「オフィスワーカーの制服」としての役目は終わり、パーティーやレストランに出掛ける時の「おしゃれ着」になった。だからスーツはどんどんカッコよくなる。

というわけで、セダンもスーツも、もうお仕事はしなくていいのである。ひたすらカッコよさを追求すればいい。というなかで、フォルクスワーゲンのかっちょいい4ドアセダン、「フォルクスワーゲンCC」の日本への導入が始まった。

横方向のラインで構成する、近年のフォルクスワーゲンのトレンドにのっとったフロントマスクに変更された。ややこわもてになり、フェートンの面影も感じさせる。従来型から外寸、ホイールベース長に変更はない。
横方向のラインで構成する、近年のフォルクスワーゲンのトレンドにのっとったフロントマスクに変更された。ややこわもてになり、フェートンの面影も感じさせる。従来型から外寸、ホイールベース長に変更はない。
外観と比べると、インテリアの変更点は少ない。ステアリングホイールに備わるスイッチで操作できる新しいカーナビゲーションは、使い勝手がよかった。
外観と比べると、インテリアの変更点は少ない。ステアリングホイールに備わるスイッチで操作できる新しいカーナビゲーションは、使い勝手がよかった。
ヘッドランプと同様にLEDを採用したテールランプなど、リアのスタイリングも水平基調のものへと変更されている。
ヘッドランプと同様にLEDを採用したテールランプなど、リアのスタイリングも水平基調のものへと変更されている。

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