シュートも決める新型「ASIMO」【Movie】

2012.07.23 自動車ニュース
手話を交えて歌う新型「ASIMO(アシモ)」。
シュートも決める新型「ASIMO」が一般公開

シュートも決める新型「ASIMO」【Movie】

本田技研工業は2012年7月21日と22日に、新型となった2足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」とパーソナルモビリティー「UNI-CUB(ユニカブ)」のデモンストレーションを行った。

キーパーを相手にサッカーボールを蹴って会場を沸かせた。
シュートも決める新型「ASIMO」が一般公開
手のひらと各指のセンサーを使い、紙コップにジュースを注ぐパフォーマンス。
シュートも決める新型「ASIMO」が一般公開
最高速は6km/hから9km/hにアップ。
シュートも決める新型「ASIMO」が一般公開

デモンストレーションは、7月14日から7月28日までHonda青山ビル1階のショールーム「Hondaウエルカムプラザ青山」で開催されている「Honda Robotics展」のイベントとして実施されたもの。
「Honda Robotics」とは、「ASIMO」に代表される「ヒューマノイドロボット」の研究から生まれたロボティクス技術と、その応用製品を総称したものである。

新型「ASIMO」はこれまでのモデルに対し、自律行動制御技術の搭載、ネットワーク化による複数のASIMOの連携、各指を独立して制御する「高機能小型多指ハンド」の採用などの機能が追加されている。
デモンストレーションでは、5本の指を複雑に使いながら手話を交えて歌を歌ったり、水筒のジュースを紙コップに注いだりするなどのパフォーマンスを見せたほか、サッカーボールを蹴ってシュートを決め、会場の子供たちを沸かせた。

「UNI-CUB」は、人が歩行するように前後左右や斜めの移動ができる小型のパーソナルモビリティー。2009年に公開された「U3-X」を進化させたもので、体を傾けて体重移動することで速度や方向の調整を行うことができるほか、スマートフォンのタッチパネルを使った操作も可能。
すでに「日本科学未来館」での実証実験が開始され、施設内での活用の可能性を検証している。

「U3-X」(左)から進化した「UNI-CUB(ユニカブ)」。
シュートも決める新型「ASIMO」が一般公開
体重移動とスマートフォンのタッチパネル、両方で操作が可能だ。
シュートも決める新型「ASIMO」が一般公開
「ASIMO」の技術を応用した歩行アシストロボットなども展示。ホンダはこれらの技術を「Honda Robotics」と呼んでいる。
シュートも決める新型「ASIMO」が一般公開

■「UNI-CUB」体験試乗

この日は同時に、プレス向けの「UNI-CUB」体験試乗会も行われた。
筆者も数分間試乗したが、デモンストレーションで見たほど自由自在に操ることはできないものの、「だいたい思い通り」に動かすことはできた。
一輪+旋回輪の「UNI-CUB」に腰掛け、地面から足を離す瞬間はやや不安があったが、UNI-CUBを信じて「エイッ」と体を預けると、少しばかり不安定なオフィスの椅子に座っているような感覚。UNI-CUBは左右に細かくスライドしながら自動的にバランスを取ってくれて、こちらは真っすぐに座っているだけでいい。
ゆっくりと体重を前に移動すると、スルスルと前進し、地面に足をつけば止まる。体重移動を多くするとその分スピードは増し、向かいたい方向に体を「気持ち」傾けると、だんだんそちらに曲がって行く。
コツをつかめばもう少しスムーズな動作ができそうだが、「動かす」から「動く」という感覚になるまでには、ある程度の練習時間が必要だろう。
「とても便利な乗り物」という感想を持てるほどには乗りこなせなかったが、今まで経験したことのない操縦感覚はとても楽しかった。

(文と写真=工藤考浩)

ホンダの「UNI-CUB」を体験試乗

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