プジョー206 S16インプレッション

1999.08.02 自動車ニュース
 
 
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プジョー206 S16インプレッション(8/2)

インチケーププジョージャパンが7月2日より発売した「プジョー206 S16」に試乗した。

「プジョー206 S16」は先行発売されている206シリーズの最も上位に位置づけられる高性能モデルだ。エンジンは新開発の2リッター4気筒DOHC16バルブで、137馬力の最高出力を発生する。トランスミッションは5段マニュアルのみで、ボディは2ドアにかぎられる。価格は245.0万円だ。

「プジョー206 S16」のさらなる特徴は、強化されたサスペンション、通気式フロントディスクブレーキ、専用15インチアルミホイール、フレアのついたフロントフェンダー、4灯式ヘッドランプなどがあげられる。

内装面では、シート生地が本革とアルカンタラのコンビネーションになることをはじめ、アルミのシフトノブおよびペダル類を備えている。なお外板色はチャイナブルー、ルシファーレッド、タンジェリンオレンジ、そして専用色のムーンストーングレーとなる。

乗ってまず印象に残ったのは、期待していたほどパワフルじゃないな、ということでした。スポーティな位置づけのモデルだから、大トルクがいきなり、かなと思っていたのですが、エンジンは回転でかせぐタイプでした。

でも高回転まで回しても力は出ません。カムのプロファイルは低中回転重視となっているんです。乗りやすさを狙ったセッティングです。ただし、カムシャフトのプロファイルと、吸気マニフォルドのチューニングをうまくイジればかなり狂暴な性格になるかもしれません。そういう雰囲気を漂わせているのは事実です。

偏平率55というロープロファイルのタイヤなので乗り心地はゴツゴツしているのですが、これはタイヤのせいだけで、フロントサスペンションはじつは柔らかいんです。一方でリアはアンダーステアを消すためにロール剛性を高めています。これによってコーナリング時にフロントが沈むこむいっぽうで、リアが負けずに追従するようになっています。

フロントサスペンションはちょっとバタつきますね。

やっぱりエンジンが重いからピッチングがおきてしまうんでしょう。

フツウのひとには思ったほどスポーティでないと感じられるかもしれませんが、実際はかなり限界が高いですね。

ほかの206シリーズに比べるとステアリングフィールもかなりいいんです。

ただし、たとえばシトロエンクサラVTSとくらべると、あちらのほうがスポーティですね。S16はゴルフGTIと同じような方向を向いていると思います。家族で使えるスポーティカーというコンセプトですね。そのいっぽうでシートは昔のフランス車のようにソフトなもので、とてもよかったです。

松本英雄

小川フミオ

 
 

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