トヨタの小型車「ファンカーゴ」に乗る

1999.09.09 自動車ニュース
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トヨタの小型車「ファンカーゴ」に乗る(9/9)

トヨタ自動車は、新型コンパクトカー「プラッツ」「ファンカーゴ」を8月31日より発売した。「ヴィッツ」とプラットフォームを共有する、トヨタの世界戦略車だ。9月2日、ジャーナリストを対象に千葉県木更津市で試乗会が催された。特に印象のよかった「ファンカーゴ」の1.5リッターFFモデル「G」のインプレッションを報告したい。


総じてよくできた小型車でした。最初に驚いたのは、外観です。ヴィッツとプラットフォームを共有しているとは思えないほど、パッと見た瞬間のイメージが違います。

見た感じもそうですけど、乗った感じも随分違います。ヴィッツより剛性感が高いと思います。

ヴィッツより静かで乗り心地もいいと思いました。

サスペンションを取り付ける部分の剛性を上げて、路面からの突き上げを少なくするためのチューニングを、各マウント部分に施したとトヨタは説明しています。これはファンカーゴがヴィッツより35ミリ長く、200キロ近く重いからでしょう。

エンジンは、低回転からトルクがあって扱いやすいんですけど、4500rpm以上ではうるさくて回す気になりませんでした。

日常的には使いやすい、上手なチューニングですね。それから実用回転域ではとても静かだったことに驚きました。ボンネットを開けてみたんですけど、遮音材は少なかったので、エンジン自体の静粛性が確保されているということでしょう。

座っている位置が高いのに、山道でもグラっと傾いて不安を感じるようなことはありませんでした。

それはロール剛性が高いからです。横方向の傾きを抑える仕組みがよくできているので、きびきび走ります。高速道路を走っても横風でふらつくことがなかったのには好感が持てました。ヨーロッパでの高速走行を意識しているようです。

後席も大人4人が座れるスペースが確保されていて、荷室の使い勝手も工夫されていますね。では、ズバリ、おすすめのグレードは何でしょう?

1.5リッターのFFが気に入りました。1.3リッターエンジンはちょっとトルクが細く、乗り心地でも劣ると感じました。

1.5リッター/FFだと150万円以下。内装の質感も高いので、お買い得だと思います。

NAVI編集部 サトー

松本英雄

写真=望月浩彦

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