トヨタ、「セリカ」をフルモデルチェンジ

1999.09.21 自動車ニュース
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トヨタ、「セリカ」をフルモデルチェンジ(9/21)

トヨタ自動車は「セリカ」を6年ぶりにフルモデルチェンジし、9月20日より発売した。

新型「セリカ」は、シャープな外観が特徴とされる2ドアスポーツクーペ。新開発のプラットフォームに、2つの1.8リッターBEAMSエンジンと3種類のトランスミッションが用意されている。駆動方式は前輪駆動のみだ。

外観は、「見る、見られる楽しさ」という商品コンセプトをもとにデザインされたという。エッジの効いたシャープなプレスライン、縦長のヘッドランプなど斬新な意匠となっている。内装は、従来型の「L字型コクピット」を刷新し、円弧を基調としたインストルメントパネルおよびドアトリムが与えられている。

ボディサイズは、全長x全幅x全高=4335x1735x1305ミリ、ホイールベースが2600ミリだ。従来型と比べると、全長で100ミリ短縮されコンパクトになった一方、ホイールベースが65ミリ拡大され室内空間も確保されている。オーバーハングにおいては前で85ミリ、後で80ミリ短縮化されており、回頭性の向上が図られている。

パワープラントはオールアルミ製の1.8リッター直4DOHCエンジン「1ZZ-FE」と同「2ZZ-GE」だ。「1ZZ-FE」ではVVT-i(連続可変バルブタイミング機構)を採用。最高出力145ps/6400rpm、最大トルク17.4kgm/4200rpmを発生する。よりパワフルな「2ZZ-GE」エンジンは、新開発のVVTL-i(連続可変バルブタイミング&可変リフト機構)採用やショートストローク化などにより、最高出力は190ps/7600rpm、最大トルクは18.4kgm/6800rpmを出力する。

トランスミッションは5段マニュアル、電子制御4段オートマチック「Super ECT」に加えて、クロスレシオが特徴の6段マニュアルが用意されている。また「2ZZ-GE」エンジン搭載の4AT仕様車には、ステアリングホイールのシフトスイッチによりシフト操作が可能な「スポーツステアシフトマチック」が備わる。サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット、リアにはトヨタのFF車では初の新開発ダブルウィッシュボーンとなる。

安全面では、トヨタ独自の安全基準「GOA」により64km/hオフセット前面衝突試験、55km/h側面衝突試験をクリア。環境面では平成12年度新排出ガス規制への適合をはじめ、「移行期低排出ガスレベル」も達成しているという。

新型「セリカ」のラインナップは、「1ZZ-FE」エンジン搭載車「SS-I」(5MT仕様168.0万円、4AT仕様175.5万円)をはじめ、「2ZZ-GE」エンジン搭載車「SS-II」(6MT仕様197.0万円、4AT仕様203.4万円)、さらにキャンバーコントロールが可能な「SS-IIスーパーストラットパッケージ」(6MT仕様222.0万円、4AT仕様226.4万円)が揃っている。

1970年にデビューした「セリカ」も今回で7代目となります。国内のスポーツクーペ市場が下降線をたどっているだけに、トヨタとしても同市場の活性化を狙いたいところです。ターゲットとなる若者層の反応が気になりますが、個性的なカタチ(カナブンみたい?)はウケるんじゃないでしょうか。(Web CG 有吉)

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