VW「ボーラ」特急インプレッション

1999.10.01 自動車ニュース
 
 
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VW「ボーラ」特急インプレッション(10/1)

フォルクスワーゲンジャパンが9月27日に発売したセダン「ボーラ」に試乗した。眼目はV型5気筒搭載モデルだ。

VW「ボーラ」はゴルフとシャシーを共用する4ドアセダンで、日本には2リッター4気筒SOHCエンジン搭載の「2.0」(116ps/270.0万円)と、2.3リッターV型5気筒SOHCエンジン搭載の「V5」(150ps/325.0万円)が輸入される。従来設定されていたヴェントの後継車種にあたるが、輸入元では「ゴルフの4ドア版というより、やや上に位置する車種として設定したい」としている。


先月アメリカにいったのですが、東海岸でも西海岸でもけっこう「ボーラ」が走ってました。アメリカでは「ジェッタ4」っていうんですよ。見たかんじは、顔つきはアグレッシブでいいですよね。

とくに「V5」は外観の印象もスポーティですね。16インチホイールも装着しているし、けっこうボリューム感があってそれが押し出しを強くしているんですね。

「2.0」と「V5」とを乗りくらべた印象でいうと、いいなあと思うのは「V5」ですね。

新開発の5気筒エンジンは静かで、トルキーで、比較的コンパクトなボディには十分パワフルです。ATのセッティングもこのクルマ向きにうまく設定されていて、パワーバンドをきちんと使えます。試乗ではワインディングロードしか走っていないのですが、かなり好感をもてました。

ゴルフGTIにも通じるよさがありますね。

「ボーラ」のほうがシャシー剛性が高くて、前後の重量バランスも上手にとれていると感じました。コンパクトなエンジンのためにフロントヘビーという印象も少ないですね。GTIよりゆとりのあるかんじです。

じゃあ、「2.0」がよくないかというと、こちらもけっこう好感がもてるんです。エンジンは最近ゴルフに搭載されたものと同じ2リッターSOHCですが、トルクのピックアップもよくて、加速感は「V5」に通じるものがあります。ただ気になるのは若干、吸気音がこもってウルサイことです。これだけはVWの悪しき伝統をひきずってるなあというかんじです。

エンジンが軽いぶん、コーナーでの回頭性がよくなってますね。快適志向のタイヤのせいで、ステアリングホイールにタイヤの反力が伝わったりするのがやや気になりますが、乗り心地もいいし、コーナリングも安定しているし、どっちが好きかというと「V5」ですが、55万円の価格差を中心に考えると、「2.0」を選んでも後悔しませんよ。ゴルフより僕は好きですね。トランク広いし。

松本英雄

小川フミオ(NAVI編集部)

 
 

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