メルセデス、高級クーペ「CL」をフルモデルチェンジ

1999.10.06 自動車ニュース
 
 
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メルセデス、高級クーペ「CL」をフルモデルチェンジ(10/6)

ダイムラークライスラー日本は、メルセデスベンツ「CL500」および「CL600」を6年ぶりにフルモデルチェンジし、10月5日より発売を開始した。

「メルセデスベンツCL」は、メルセデスブランドのフラッグシップ「Sクラス」の2ドアクーペモデルだ。今回のフルモデルチェンジの目玉は、「運動性能と走行快適性を同時に実現する」が謳い文句の「アクティブボディコントロール」採用にある。新開発されたこのシステムは、発進、加速、減速時や旋回時などに車体に起きる上下左右前後方向への揺動をコントロールユニットが感知し、サスペンション制御を行うというものだ。

外観では、4灯式になったヘッドライト、緩やかなアーチを描くルーフライン、1961年のメルセデス「220SEクーペ」にヒントを得たというCピラーの形状などが特徴的だ。全長×全幅×全高は5000×1855×1400mm、ホイールベースは2885mm。従来型より全長で65mm、全幅で55mm、全高で45mm、ホイールベースで60mm短縮されているにもかかわらず、前後席のヒップポイント間(着座位置の距離)は11mm拡大されており、室内空間は確保されているという。

内装は、シートやダッシュボード等、随所に本皮を採用している。装備面では、マルチファンクションステアリング、ブラックスクリーン式電子メーター、赤外線反射ガラス、シートベルト一体型エレクトリックインテグラルシートなどが備わる。さらに快適装備として、先行車との車間距離と車速を保つ「ディストロニックシステム」がオプション設定されている。

パワートレインをみると、「CL600」には新開発の5785ccV型12気筒SOHCエンジンが搭載される。大きなパワーやトルクを必要としない場合に片側6気筒への燃料供給を停止する「シリンダーカットオフ機構」を採用し、燃費向上と滑らかなパワー特性が得られたという。加えて、Dレンジにセットしたセレクトレバーを左右に動かすことでシフト操作可能な「ティップシフト機構」が装着される。最高出力は367馬力、最大トルクは54.0kgmだ。「CL500」にはSクラスと同じ、4965ccV型8気筒SOHCエンジンが載る。最高出力306馬力、最大トルク46.9kgmとなる。

トランスミッションは電子制御5段オートマチックのみ。ステアリングポジションは「CL500」が右、「CL600」が左の設定となっている。

安全面では、合計6個のエアバッグ(フロント/フロンサイド/ウィンドウ)をはじめ、エレクトロニックスタビリティプログラムや緊急時に警察・消防へ通報する「E-callシステム」が標準装備されている。

新型「CL」、価格は「CL500」が1420.0万円、「CL600」が1720.0万円だ。

広報資料によると、世界市場における新型「CL」の販売見込は9000台とか。1720万円、V12エンジン、至れり尽せりの贅沢装備。この超豪華車に9000人のオーナーが見込まれるのだから、世界は広いものです。(Web CG 有吉)

 
 
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