GM、いすゞ、スズキのトップが記者会見を行う

1999.10.20 自動車ニュース
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GM、いすゞ、スズキのトップが記者会見を行う(10/20)

米ゼネラルモーターズ(以下GM)会長のジョン・F・スミス氏、いすゞ自動車会長の関和平氏、スズキ社長の鈴木修氏の3人が、10月19日、東京・恵比寿のウェスティンホテルで記者会見を行うとともに、それぞれのコンセプトカーを発表した。このうちGMとスズキのコンセプトカーは、今月22日から開催される東京モーターショーで一般公開される。

世界最大の自動車メーカーの会長であるスミス氏(写真)は、スズキについて「コンパクトカーの分野では世界のトップ企業である。我われはそうしたクルマの開発についての中心的な役割を期待している」と述べ、いっぽういすゞについては「GMグループのなかでディーゼルエンジンと商用車の分野における技術開発センターの役割を果たしている。

現在、世界的規模で小型トラックの生産を増強しようとしているが、そうした活動の上でもトラックに強いいすゞは大いに頼りなる存在だ」とコメントした。

記者会見の場でいすゞが公開したのは「106」と呼ばれる、主にアジア市場向けのユーティリティビークルのプロトタイプと新開発のディーゼルエンジンシリーズ。エンジンは1.7リッター直4から6.6リッターV8まで、いずれも環境適合性を強く意識したもので、将来GM車に搭載される可能性が示唆された。

スズキがお披露目したのは「EVスポーツ」と呼ばれる2シーター・スポーツカーで、スズキがデザインした軽自動車サイズのボディに、GMが開発した最新のEVパワーユニット「ジェネレーション3」と、緊急時のための400cc2気筒エンジンを搭載する。

GMが発表したのは「トライアックス」と呼ばれるコンセプトカー。外観はSUV風だが、最大の特徴はパワートレインを電気モーター、ハイブリッド、ガソリンエンジンの3種類から選択できることにある。トライアックスのハイブリッド車とガソリンエンジン車には、スズキ製の小型エンジンおよびトランスミッション技術が採用されている。

世界的な自動車メーカーの再編が進むなか、早くから提携を進めてきたGMグループの絆を強調するかのような会見でした。会見は終始おごそかな雰囲気のなか行われましたが、「いすゞとスズキの今後の協力体制は?」という質問に対し、「いすゞさん、ディーゼルエンジンを安く分けてくださいね」とスズキ社長が発言した場面では、思わず会場から笑いが起きました。(NAVI編集部 河西)

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