日産、「マーチ」をマイナーチェンジ

1999.11.12 自動車ニュース
 
 
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日産、「マーチ」をマイナーチェンジ(11/12)

日産自動車は「マーチ」をマイナーチェンジ、さらに「マーチBOX」を追加設定し、11月9日より発売した。

今回のマイナーチェンジにおける最大の特徴は、無段変速機「ハイパーCVT」と4WDの採用により得られる動力性能の拡充にある。富士重工業製のCVTは、従来型の「N・CVT」に比べて燃費を約10パーセント向上。さらに「マーチ」に初搭載となる4WDシステム「オートコントロール4WD」と組み合わせることで、さらなる低燃費化と力強い走りの両立が可能となった。

新たに加わった「マーチBOX」(写真)は、小さな子供をもつ20〜30歳代の女性をターゲットにしたワゴンだ。ホイールベースは「マーチ」と同じ2360mmだが、荷室長は240mm、全高が25mm拡大されており、ユーティリティ性を高めている。6:4分割式後席シートを倒せば、ゴルフバッグやベビーカーなど大きな荷物も積めるという。

パワーユニットにおいては、全面的な出力向上が図られた。直4 1.0リッターエンジン「CG10DE」では、最高出力2馬力アップの60ps、最大トルク0.5kgmアップの8.6kgmとなった。同じく直4の1.3リッター版「CGA3DE」では、排気量が1274ccから1348ccとなり、最高出力85ps、最大トルク12.2kgmと出力が向上している。

外装では、マルチリフレクターヘッドランプ、新意匠のテールランプが与えられているのが変更点。外板色では新設定のストームグレーチタンパールメタリック、スパークリングオレンジメタリック、アクアグリーンメタリックの3色が採用されている。

環境面では、「マーチ」全車において平成12年排出ガス規制に適合しているほか、HC、NOxの排出量が規制値を25パーセント下回る「移行期低排出ガスレベル」を達成していると日産はいう。また安全面では、日産独自の衝突安全ボディ「ゾーンボディ」を採用するとともに、ブレーキアシストを全車に装備している。

価格は、「マーチコレット3ドア」の2WD/1リッターエンジン/ハイパーCVT搭載車で108.3万円、「マーチBOX5ドア」の2WD/1リッターエンジン/ハイパーCVT搭載車で128.8万円となる。

日産自動車「マーチ」サイト:
http://www.nissan.co.jp/MARCH/

今回のマーチ改良は、好調な売れ行きを示しているライバル車「トヨタヴィッツ」「同ファンカーゴ」の刺激を受けてのもの。今年1月発売のヴィッツと1992年デビューのマーチ。新鮮さで不利にある状況を、CVT/4WD/ワゴンで対抗しようというのが日産の目論見。いや、むしろ、それが今の日産に出来るギリギリの策なのかもしれません。(Web CG 有吉)

 
 

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