ヒストリックカー、青梅を走る

1999.11.26 自動車ニュース
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ヒストリックカー、青梅を走る(11/26)

「青梅宿懐古自動車博覧パレード」とよばれるヒストリックカーのイベントが、11月20日に開催された。昭和30年代のダットサンを中心に、ほのぼのとした雰囲気の古いクルマが青梅街道の旧道を走った。

このパレードは、青梅市商店街実行委員会による町おこし「青梅宿」の初日を飾るものだ。全体のテーマは、「昭和恋しや青梅宿」ということで、商店街に復元された昭和の映画看板が飾られるなど、往年の雰囲気を再現することで、観客の懐古趣味に訴える内容になっていた。パレードに参加したクルマは、昭和30〜40年代のものを中心に、その数87台に及んだ。ほとんどが多摩地区に住む個人オーナーの所有物という。

「青梅宿懐古自動車博覧パレード」は宿場町の面影の残る商店街を2kmにわたって、のんびりと走っていくというものだった。スタートは午前11時で、ダットサン(210型、310型)、スバル360「てんとう虫」、プリンスグランドグロリア、マツダキャロル、ホンダS600およびS800、トヨタ800、フェアレディ2000(SR311)などの国産車が大勢を占めていた。

外国車では、市長やミス青梅を乗せて華やかにパレードの先頭を走ったモーガンをはじめ、オースチンヒーリースプライトやトライアンフTR3、テールフィンの生えたキャディラックエルドラドやシボレーベルエア、さらにエンスー度の高いアルファロメオSZまでが参加していた。

ドライバーの中心は、ずっとそのクルマに乗りつづけているという高齢のかたで、昔はクルマが高価で中古でしか買えなかったという話や、当時の青梅旧街道は道が悪くてしょっちゅうパンクしたという話を、若者に説明していた。来年も、このフェスティバルに合わせてパレードが実施されるという。

なかでいちばんレアだったのは1962年のアルファロメオ・ジュリエッタSZだったが、周囲の「ほのぼのさ」のなかでは、かえって場違いな雰囲気すらあったのは、ちょっとおかしかった。いつまでもみなさんに、「多摩5」あるいは「5」という昔のナンバープレートをつけて古い国産車に乗りつづけていただきたいものです。(松本英雄)

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