サターン「SC2 3ドアクーペ」に乗る

2000.01.06 自動車ニュース
000106_004.gif

サターン「SC2 3ドアクーペ」に乗る(1/6)

サターン「SC2 3ドアクーペ」(4AT 185.5万円)に乗った。昨年1月7日に、「クーペを諦めないでください」の広告コピーでデビューした、助手席側に後部座席へのアクセスドアを追加したクーペである。テレビCMをはじめとした重点的な広告展開もあり、ワゴンにかわり、販売されたサターン車中の58.9%のシェアを占める(2ドアクーペを含む)中核モデルに育った。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4590×1725×1335mm。全幅の関係でサターン車中唯一の3ナンバーとなるが、街なかで使うにも手頃な大きさだ。

リアアクセスドアのオープナーは、フロントドアを開けないと現れない。また、フロントドアのキャッチがリアドア側に備わるので、後部ドアを閉めないと、前のドアは閉まらない。そのため、リアアクセスドアを閉め忘れて走る心配はない。

開口部が大きくなったことによるボディ剛性の低下を補うため、センターピラーにあたる後部ドアの前端とCピラーを強化、また衝突安全性を確保するため、前後ドアとも補強材、衝撃吸収パッドを追加した。2ドアモデルからの車重増は、30kgにとどまっている。

真っ赤なペイントに切れ長のフロントライトを備えた顔つきは、たとえば横断歩道直前で止まったときなどに人目をひく。ドライバーズシートの着座位置は、ドシンと腰を落とす感じで、低い。セダン/ワゴンモデルよりグッと張り出したサイドサポートがスポーティである。

2リッターツインカムユニット(126ps、16.8kgm)はノイジーだが、1130kgのボディには十分で、その気になれば、赤信号の後で交通の流れをリードすることもできる。ATのシフトは自然でスムーズ、キックダウンも俊敏だ。

ただし、ストロークに余裕のないサスペンションゆえか、低い着座位置で細かく上下に揺すられる乗り心地はいただけない。

リアアクセスドアはたしかに便利だが、当たり前のことながら、後部座席のスペースが広がるわけではない。子供なら座れるが、乗り心地を考慮すると、手荷物用と割り切った方がいいだろう。「DINKS 」という単語にいまだ魅力を感じる夫婦向き。(NAVI編集部 アオキ)

サターンジャパン「SC2 3ドアクーペ」サイト:
http://www.saturn.co.jp/contents/show/3door/index.html

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。