日産、新型「ノート」と新開発エンジンを公開

2012.07.16 自動車ニュース

日産、新型「ノート」と新開発エンジンを公開

日産自動車は2012年7月16日、コンパクトカー「ノート」の新型を2012年9月に発売すると発表。あわせて、同車への搭載を予定している新開発エンジンの概要を公表した。

2005年1月に登場した「日産ノート」の新型が、今秋にも発売される。それに先立ち日産は、ニューモデルの姿を披露するとともに、技術的な目玉のひとつである新開発エンジンの概要を明らかにした。

新型「ノート」には2種類のエンジンが用意される見通しで、排気量はともに、現行モデル(1.5リッター)よりも小さな1.2リッター。そのひとつは、現在「マーチ」に採用されている自然吸気の1.2リッター直3「HR12DE」ユニットである。

もうひとつは、スーパーチャージャーを備える直墳の1.2リッター直3「HR12DDR」ユニット。1.5リッター並の加速性能を有しながら、ハイブリッド車を除く1.2リッタークラスで最高の燃費を実現するとうたわれる。

今回公表されたアウトプットは、72kW(98ps)と142Nm(14.5kgm)。ルーツ式のスーパーチャージャーを採用しながら、12.0という高い圧縮比を実現。ノッキング(異常燃焼)を抑えるために、熱伝達率の高いピストンリングやナトリウムを封入した排気バルブを採用するなど、ピストン周辺の熱を効率よく除去する技術が盛り込まれる。
また、鏡面加工されたカムシャフトやクランクシャフト、ゆがみの少ない燃焼室、容量可変型のオイルポンプなどにより、「HR12DE」ユニットに比べ、トータルでの摩擦抵抗を10%低減。燃焼行程における吸気バルブの遅閉じにより(アトキンソンサイクル)、ポンピングロスも抑えられている。

「HR12DDR」ユニットを搭載する新型「ノート」は、軽量化が進められた車体や、副変速機付きのCVT、アイドリングストップ機構などと相まって、現行型「ノート」の18.0km/リッター(JC08モード)を大きく上まわる25.2km/リッターの燃費を実現。これは、前述の1.2リッター直3「HR12DE」ユニットにアイドリングストップ機構を組み合わせる最新型「マーチ」(23.0km/リッター)をもしのぐ値となっている。

■新型「日産ノート」ワールドプレミアイベントの様子を動画で紹介

(webCG 関)

2012年9月発売予定の新型「日産ノート」。(その他の写真はこちらから)
2012年9月発売予定の新型「日産ノート」。(その他の写真はこちらから)
新型「ノート」の技術的な見どころのひとつ、スーパーチャージャー付きの1.2リッター直3「HR12DDR」ユニット。
新型「ノート」の技術的な見どころのひとつ、スーパーチャージャー付きの1.2リッター直3「HR12DDR」ユニット。
「HR12DDR」ユニットのカットモデル。熱効率を向上させつつ摩擦抵抗を低減したというピストンほか構成パーツが見える。
「HR12DDR」ユニットのカットモデル。熱効率を向上させつつ摩擦抵抗を低減したというピストンほか構成パーツが見える。
別の角度から。ベルトでつながれる黒いプーリー状のもの(写真やや左下)は、運転状況に応じてスーパーチャージャーのオン/オフを切り替える電動クラッチで、この制御も、低燃費と力強い走りを両立させるポイントだという。
別の角度から。ベルトでつながれる黒いプーリー状のもの(写真やや左下)は、運転状況に応じてスーパーチャージャーのオン/オフを切り替える電動クラッチで、この制御も、低燃費と力強い走りを両立させるポイントだという。

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