三菱「ピスタチオ」に乗る

2000.02.15 自動車ニュース
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三菱「ピスタチオ」に乗る(2/15)

三菱ピスタチオに乗った。ミニカに、ASGと呼ばれるアイドリングストップ機能を組み合わせた1リッター直4GDIユニット(74ps/6000rpm、10.2kgm/4000rpm)を搭載、「リッター30km」を謳う省燃費カーである。3ドア、5MTモデルのみで、95.9万円。ただし、わずか50台の限定販売だ。

シトロンイエローという黄緑色のボディカラーに合わせ、内装も黄緑とベージュのコンビネーション。センターコンソールの木目調パネルと、インパネの一部に貼られたアルカンタラ風素材が、ちょっぴりスペシャル。

床から生えた長いシフトレバーをロウに入れクラッチをつなげると、細いトルクにエンストしそうになる。しかし、一旦走り始めると、700kgという軽量ボディの恩恵で、ピスタチオの“走り”には独特の軽快感がある。ただし、135/80R13という細いタイヤを履いた足まわりは、ソフト、というより頼りない。コーナーで腰がくだける。

水温が上がって安定すると、赤信号で止まるたびにメーターナセル内で「ASG 」が点滅し、律儀にアイドリングをストップする。発進時は、クラッチペダルを踏む、というより、左足がペダルに触れるだけで、「プルン」とエンジンがかかる。クランクシャフトを6分の1回転させれば始動するという直噴ユニットの特長を活かした再スタートはスムーズで、煩わしさがない。

ASGは、よく考えられていて、ライトが付いているときなど負荷が高いときはアイドリングを止めないし、アイドリングしていないときでも、たとえば坂道を転がるなどしてクルマが走りはじめると、エンジンを始動する。また、エンジンが動いていないときにシフトレバーをどこかのギアに入れると、警告音がなり、クラッチペダルを踏み込んでも始動しない。

注目の燃費は、東京都内を100kmほど走ってガソリンを入れた満タン法で11.0km/リッターだった。あくまで参考値である。

現在、ピスタチオは、三菱自動車の技術力誇示のアドバルーンモデルに過ぎないが、コストをかければ、アイドリングストップ機能付きの自動車が、完全に実用になることがわかった。(NAVI編集部 アオキ)

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