アルファロメオ「166」に乗る

2000.02.15 自動車ニュース
 
 
000215_028.gif

アルファロメオ「166」に乗る(2/15)

アルファロメオのフラッグシップモデル、「アルファ166 3.0V6 24V」に、WebCGおざわが試乗した。

1998年5月に日本発売された「156」が好評なだけに、上級の「166」には大いに期待を持って試乗した。特に私自身164のオーナーだけにその出来は気になるところである。

コクピットは164の面影をわずかに残しながらも大筋は156系のデザインでまとめられている。質感といいタッチといい、アルファの最上級にふさわしい仕上がりである。ただし操作感覚は164から乗り換えても異質だ。特にステアリングホイールはより起き上がったアップライトスタイルであり、ドライバーから遠い位置にあるといった感じ。そしてアクセルペダルは異常に軽い。操作系は軽いほどいいという意見もあるが、私はそうは思わない。特にアルファのように運転すること自体が楽しい車の場合、ある程度重さが感じられないと車との一体感が得られないからだ。

走り出してみると加速力はほどほど。車体が重いせいもあって156V6のような軽快さはない。しかし乗り心地は満足のいくレベルにある。西湘バイパスの目地も軽やかにこなし、遮音性も充分だ。絶対的な動力性能より快適性を重視したことは166のユーザー像を考えれば納得できる設定である。

ブレーキの感覚もよくない。踏んだタッチは悪くないのだが、反力があいまいで意図どおりにペダルが返ってこないのだ。個体差かと思い、整備担当者に聞くと皆こんなものだという。要改善項目である。

「カーナビの達人」編集担当としては、純正ナビにも及第点は与えられない。モニター位置が低すぎること、設計が古すぎることが理由である。いくら標準装備とはいっても使いにくいナビなど、ありがた迷惑以外の何物でもない。

私のような164にスポーツ性を求めるユーザーには、たとえスポトロニックといえども満足できないのではないかと思っていたが、シフトレバーをマニュアルモードに移せばそれなりにスポーティーな感覚が味わえる。ただしBMWツーリングで感じたような瞬時の変速やスムーズなつながり感は得られなかった。164クォドリフォリオのユーザーまで狙うのであれば、やはり出来のよいマニュアルは用意すべきだろう。その場合、156の6段MTは格好の素材だろうが、あの長いストロークとゴムが介在するかのようなシフト感覚はこの際改善して搭載されることを望んでおきたい。(Web CG おざわ)

 
 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

アルファ166の他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • アルファ・ロメオ・ジュリア(FR/8AT)【海外試乗記】 2016.6.7 試乗記 アルファ・ロメオのFRセダンが懐かしい名前とともに帰ってきた。510psを誇る「ジュリア クアドリフォリオ」を頂点に据えた新しい「ジュリア」ファミリー。その仕上がり具合を、故郷イタリアのテストコースと公道で試した。
  • アルファ・ロメオ・ジュリア【海外試乗記】 2016.7.6 試乗記 アルファ・ロメオにとって久々のFRセダン「ジュリア」が、いよいよデビューを果たした。本国イタリアでの試乗を通して見えてきた、ドイツのライバルとも、これまでのアルファとも違うスポーティネスの形をリポートする。
  • アルファ・ロメオ・ジュリア ヴェローチェ 2016.9.28 画像・写真 FCAはパリモーターショー2016(プレスデー:2016年9月29日~9月30日、一般公開日:10月1日~10月16日)で、「アルファ・ロメオ・ジュリア」の新しいバリエーション「ジュリア ヴェローチェ」を公開する予定。その姿を画像で紹介する。
  • パリモーターショー2016の会場から(その4) 2016.10.3 画像・写真 2016年9月29日に開幕したパリモーターショー2016。FCAは「アルファ・ロメオ・ジュリア」の高性能グレード「ヴェローチェ」を公開した。「フィアット124スパイダー アメリカ」や、「フィアット500リヴァ」なども展示された。
  • アルファ・ロメオ・ステルヴィオ 2016.11.17 画像・写真 FCAは2016年11月16日、LAショーで新型SUV「アルファ・ロメオ・ステルヴィオ」を発表した。今回は2.9リッターV6ツインターボエンジン(510ps)を搭載する4WDモデルの「ステルヴィオ クアドリフォリオ」が公開された。
ホームへ戻る