「CART」合同テスト開催さる。中野信治は16位

2000.02.21 自動車ニュース
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「CART」合同テスト開催さる。中野信治は16位(2/21)

2月8日から10日まで、アメリカ・フロリダ州ホームステッド・サーキットで「CART」の合同テストが開催された。

3月26日にシリーズ第1戦を迎える「CART」の全チームとドライバーが参加して、合計で5時間30分の走行が行われた。

今年は日本人ドライバーがふたり参加するところが、われわれ日本人ファンのみどころになるだろう。昨年 は、ジョーダンF1チームのテストドライバーを務めていた中野信治がウォーカー・レーシング(レイナード・シャシー、ホンダ・エンジン)から、黒澤琢弥がデイル・コイン・レーシング(ローラ・シャシー、フォード・エンジン)からフル出場する。

合計24人のドライバーがテスト走行した結果から先にお伝えすると、中野が16位、黒澤が24位だった。もちろん、今回はテストなので順位を競うものではないが、ゆっくりと走る者もいない。中野が初めて体験するオーバルコースに慣れようと淡々と走行プログラムをこなしていくのに対し、黒澤はチームがマシンのセッティングも予定通りには消化できていないようで、不本意なタイムに終わっていた。

トップタイムを記録したのは、チーム・レイホール(フォード、レイナード)のマックス・パピス。2番手が、ルーキーのケニー・ブラック(フォード、レイナード)。3番手が、クリスチャン・フィッティパルディ(フォード、ローラ)。

今シーズンの「CART」には、ホンダ、トヨタ、フォード、メルセデスベンツの4社がエンジンを供給しているが、今回のテストを見る限り、フォードの躍進が著しい。トップ10中、7台までがフォードで2台がホンダ、そして1台が昨年ホンダ・エンジンでルーキーながらチャンピオンを獲ったファン・モントーヤのトヨタである。

フォード躍進は、新エンジン「XF」の投入にある。昨年の夏からテストを繰り返されていたというこの「XF型」は、パドックでの噂によるとホンダやメルセデスベンツよりも1割以上も軽く、100kgを切っているという。

「あくまで、今回はテスト。実戦は長距離のレースですから、わかりません」ホンダのプロジェクトリーダーである朝香充弘氏は鷹揚に構えていたが、その結果が明らかになるのは3月26日の開幕戦を観なければならない。場所は、同じホームステッド。1.5マイルのオーバルで、時速320キロを超えるバトルが繰り広げられる。ツインリンクもてぎでの第5戦は、5月13日だ。(報告 金子浩久)

「CART」公式サイト:
http://www.cart.com/

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