ケンウッドからMP3対応のカーオーディオ発売

2000.02.21 自動車ニュース
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ケンウッドからMP3対応のカーオーディオ発売(2/21)

ケンウッドはカーオーディオでは初めてMP3デコーダー搭載のカーオーディオを2機種発表した。発売は3月中旬の予定。

ケンウッドは2月14日、2000年春のカーコンポーネントをズラリ発表。スピーカー3種、1DIN型ヘッドユニット5機種が主な内訳だが、最大の目玉とされたのがMP3デコーダーを搭載したヘッドユニット「D919」と「Z919」である。

MP3とは御存知のとおりMPEG1-Audio Layer3の略、つまりオーディオ部分に特化した圧縮技術で、パソコンユーザーの間ではもはや日常的な音楽ツールとなりつつある。インターネットのサイトからダウンロードできたり、音楽CDを約10分の1にまで圧縮できるこの技術を、ケンウッドはいち早くカーオーディオの世界に持ち込んだのである。

ただしD919やZ919があればすべて事足りるわけではない。まずパソコンを持っていなければならない。さらに書き込み可能なCD-R、あるいはCD-RW機器やMP3ソフトも必要となる。つまり自宅などで音楽ソフトをMP3化し、それをCD-R、CD-RWに焼き込んで初めて車の中に持ち込めることになる。つまりメディアはICカードでもメモリーカードでもなく「CD」なのである。したがって形態は他の919ヘッドユニットシリーズとほとんど見分けがつかない。

 2機種の相違は以下のとおり。D919はCDプレーヤーのみに機能を限定したスタンダード機(4万7000円)という位置づけ。Z919は音質にも配慮し24ビットのデジタル信号の分解能を持つ高級機で、AM/FMチューナーも内蔵。価格は6万円だ。

ケンウッド「カーオーディオ」サイト:
http://www.kenwoodcorp.com/j/products/car_audio/index.html

10分の1の圧縮というと1枚のCD-RないしCD-RWに10枚の音楽CDが収録できるということであり、その意味ではコンパクトな10枚チェンジャーの登場ということもできる。特に掛け替えが面倒な1枚差しCDプレーヤーにとっては使い勝手の面からもメリットのある手法だ。しかもCD-Rだけでなく書き換え可能なCD-RWにまで対応させた点は隠れた評価ポイントといっていいだろう。問題は音質だ。いくら可聴帯域外の周波数だけ間引いて圧縮したといっても、その部分こそが大事という見方もあるくらいだから、ある程度は割り切って使用する覚悟が必要だろう。(Web CG おざわ)

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