ダイムラークライスラー、ハイブリッド車を開発

2000.02.25 自動車ニュース
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ダイムラークライスラー、ハイブリッド車を開発(2/25)

ダイムラークライスラーは、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせた低燃費ハイブリット車「ESX3」を開発した。

「ESX3」の最大の特徴は、ガソリン1ガロンあたりの走行距離72マイル(約33キロ/リッター)といわれる低燃費にある。これは、「マイルドハイブリット(マイブリット)システム」と呼ばれる1.5リッター3気筒の直噴ディーゼルエンジン+電動モーターと、アルミニウム、チタニウム、サーモプラスティック等で構成される軽量ボディ(1020キロ)、高性能リチウムイオンバッテリーにより実現している。

トランスミッションは「EMAT(Electro-Mechanical Automatic Transmission)」と呼ばれる新開発の自動変速機を採用。マニュアル並みの低燃費実現に寄与しているという。

低コストも特徴のひとつ。1998年に発表された前作「ESX2」では、同クラスのガソリン車と比べて1万5000ドルも高かった生産コストを、半分の7500ドル高にまで縮めている。

「ESX3」は、米政府を中心に組織される「次世代自動車のためのパートナーシップ」の一環として、クライスラーの技術陣が研究開発を進めている低燃費車「ESX」の3代目にあたる。ダイムラークライスラーによると、ただちに商品化する予定はないが、市販車への技術的フィードバックを随時行っていくという。

「ESX3」が超低燃費を実現しているにもかかわらず、ハイブリット車の市販にはまだ踏みきれていないアメリカ。依然としてミニバン、ピックアップトラックなど大型車が売れており、日欧に比べると低燃費の追求は遅れているといわざるを得ません。ガソリン価格が安い環境、そして長期継続中の好景気がその原因のひとつと考えられますが、世界最大の自動車大国がこの調子、ちょっと心配です。(WebCG 有吉)

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