ジュネーブ・モーターショー速報

2000.03.03 自動車ニュース
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ジュネーブ・モーターショー速報(3/3)

第70回ジュネーブ・モーターショーが2日から12日まで開催される。それに先立って、2月29日に行われたプレスデイに参加した。

今回の目玉は何といってもフェラーリの「360スパイダー」のデビュー。待望のフルオープンボディとあって、注目度は抜群。プレスコンファレンスの始まる12時30分のはるか前からフェラーリのブースはいいポジションをとろうとする取材陣でごったがえした。他のメーカーではいつでもプレスキットをもらうことができるが、ことフェラーリに限っては、この時しか手に入れるチャンスがない。だから、みんな目の色を変えて集まってくる。

カバーが外されて360スパイダーが姿をあらわすと、一斉にどよめきがおこった……ただし、あとで聞いてみるとプレス関係者の評価はポジティブなものだけではなかったようだ。「さすがフェラーリ、モデナのイメージを崩さずにかっこよく仕上げている」という声もあれば、「デフレクターの処理がヘタ」なんて言う人もいた。ちょっと心配なのは、ご自慢の電動ソフトトップのデモを行わなかったこと。本当にちゃんと動くのか?

コンファレンスが終わった後も、イタリア人たちはフェラーリのブースを離れずにわいわいやっていた。彼らはフェラーリが大好きで、そして誇りに思っているんだなあ、と改めて実感した。

アルファロメオの「156スポーツワゴン」もかっこいい。これだけ生活感のないワゴンというのは、やはりアルファロメオならではといっていいのだと思う。

日本勢では、トヨタの新「RAV4」が話題になった。この夏発売予定なんだそうだ。披露された姿は、意外にコンサバティブ。斬新なデザインであれだけ衝撃を与えた初代のイメージからはかけ離れた守りのカタチである。なんだかメルセデスの430MLにも似ているような気もする。bB、WiLL Viとミョーなクルマを連発したトヨタも、きちんと儲けなければいけないところでは堅実さを忘れないようだ。

デザインでいえば、セニックを4WD化したRX4の勝ちだ。ルノーはハイブリッド4WDのコンセプトカー「コレオス」、市販型が初めてお披露目された「アバンタイム」と過激なデザインを提案していて目を引いた。ルケモン氏が上級副社長に就任してからというもの、ルノーのデザインからは目が離せない。

ほかにも、フィアットの「エコベーシック」、BMW新「M3」など注目モデルが目白押しだが、隠し球だったのがモーガンのニューモデル「エアロ8」。モーガンのブースのクルマに布でカバーがかけられていたのでアヤシイと思っていたら、全くのニューカーなんである。現行車の面影を受け継ぎながらも、なんとも未来的なフォルム。BMWの286馬力V8エンジンを搭載して、アルミボディをまとったスーパーカーだ。こういうサプライズがあると、モーターショーは盛り上がる。(NAVI編集部 鈴木真人)

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