F1、オーストラリアGPで開幕

2000.03.10 自動車ニュース
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F1、オーストラリアGPで開幕(3/10)

F1開幕戦、オーストラリアGPが3月10日から、メルボルンのアルバートパークサーキットにて開催される。

毎年、開幕戦はシーズンをうらなう上で重要な1戦となる。過去10年で、開幕戦ウィナーがタイトルを取る確率は80パーセント。1990年代のF1は、開幕からのダッシュが鍵を握ってきたのだ。

開幕戦、ひいてはタイトルを制する最有力候補は誰かといえば、2年連続タイトル獲得のミカ・ハッキネンとマクラーレン・メルセデスのコンビ(写真)、それを追従するフェラーリのミハエル・シューマッハであることはまず間違いないだろう。この「2強」は、チームの強力なバックアップを得ているという点で共通している。マシン、ドライバー、チームと、総合力が試される昨今のF1にあって、ドライバーとチームの親密な関係が重要になってくるのだ。

マクラーレン、フェラーリのマシンの熟成が進んでいるのも、2強を支える大きな要素となる。マクラーレン「MP4/15」は、昨年の問題だった信頼性の獲得に集中。オフシーズン中に4500キロ以上もの距離を走り、徹底的な問題の洗い出しを行った。いっぽうフェラーリの新型「F1-2000」は、昨年の信頼性をそのまま、速いマシン作りに終始。テストでも伊ムジェッロサーキットのコースレコードを連日更新していることからも、仕上がりが上々なのが見て取れる。

2強以外のチームは、混戦が予想される。まず昨年2勝をあげコンストラクターズ3位の座を得たジョーダン・無限ホンダ。重量122キロといわれる「ヘビー級」の無限エンジンではあるが、3年目を迎えるジョーダンとの相性は抜群。今シーズン8年ぶりのF1復帰を果たすホンダの「第2のチーム」として結果を残すことが予想される。新生ジャガーレーシング(旧スチュワートGP)は、最軽量と噂されるフォードエンジン(97キロ)と、昨年タイトル争いを繰り広げたエディ・アーバインに注目が集まる。

シャシーとエンジンの新しい組み合わせとなるブリティッシュアメリカンレーシング(BAR)ホンダ、そしてウィリアムズBMWは、まず着実に完走しデータを採取することが先決であろう。BARはシャシーに、ウィリアムズはエンジンと弱冠20歳の新人ジェンソン・バトンの未知のポテンシャルに不安が残る。しかし両チームとも大メーカーのバックがあることから、近い将来必ず実力を発揮するはずである。

オーストラリアGP決勝の模様は、3月12日午後11時45分からフジテレビ系で放送される(一部の地域を除く)。(WebCG 有吉)

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