BMW、ローバー売却を決定

2000.03.17 自動車ニュース
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BMW、ローバー売却を決定(3/17)

独BMWは、16日に開いた経営監督機関の監査役会において、子会社で赤字経営の続く英ローバー社の売却を決定した。

発表によると、BMWはローバーカーズと英国中部ロングブリッジ工場の売却する意向を固めた。同工場はローバー25/45/75を生産しているが、設備の老朽化で生産性が低く、1999年は11〜13億ユーロ(約1100〜1300億円)の損失を出したといわれている。収入が見込める「ランドローバー」「ミニ」と、英バーミンガムに建設中のエンジン製造工場は売却しない方針としている。

売却先として有力なのがイギリスの投資グループ、アルケミー・パートナーズ。1997年設立の同社は、これまでで日曜大工チェーン店、宝石チェーンのゴールドスミス等を買収した実績をもつ。

BMWは1993年にローバー社を買収したが、ローバーの販売不振による巨額損失に有効な対策を打ち出せず、1999年2月に当時の社長ピシェッツリーダーが責任をとって辞任。ミルベルク新社長のもと再建の道を探っていた。

ローバーの不振により株価が低迷していたBMW。株価が安いということは、他社に「買われる」可能性が高いということであり、ローバー売却はいわばBMWの「自衛の策」。今後生き残りをかけた道を模索することとなります。(WebCG 有吉)

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