プジョー「406」に乗る

2000.03.30 自動車ニュース
 
 
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プジョー「406」に乗る(3/30)

プジョー・ジャポンは、406シリーズのビッグマイナーチェンジを発表した。内外装を一新するとともに価格を見直し、最大27万円引き下げている。3月28日に箱根で行われた試乗会での、新型2リッターエンジンを搭載したセダンのインプレッションを報告する。

フロントを中心にエクステリアがかなり変更されてます。

グリルがハニカムの黒に変わったことで、スポーティな雰囲気が出ましたね。バンパーを大型化したことによって、全長が45ミリ延びました。フロント、リアともにボリュームアップすることで、高級感を出すことに成功しています。ボンネットは鋼板を0.1ミリ薄くしたにもかかわらず、熱処理を施すことで剛性をアップさせたそうです。

2リッターエンジンは、206のS16に搭載されているのと同じものですね。

鋳鉄ブロックだったのが、アルミニウム製に変わっています。これで27キロ軽量しています。従来のものよりも低中回転域のトルクを太らせて乗りやすくし、それにあわせてATの設定も変えたそうです。

16バルブで135馬力ということですが、それほどスポーティな感じはしませんでした。

4ドアセダンとしては、それほどスポーティな設定にする必要はないでしょう。静粛性は明らかに向上しています。軽量化を進めると共振音が発生しやすいのですが、それはよく抑えられていると思います。

トランスミッションは、最近のフランス車には定番の、学習機能付きAL4の4段のみです。新エンジンにあわせてプログラミングを最適化しているそうです。

発進時の動きは、あまりきびきびとしたものとはいえません。上りでは、本当に2リッターか、と疑うほどもっさりした走りで、ちょっと期待はずれです。しかし、AL4は下りではとてもいいですね。ブレーキングをした時に、的確なシフトダウンを行って、エンジンブレーキを確実に利かせてくれるので、安心感があります。

エンジンだけでなく、ハーネス類の取り回しを見直すことなどで合計40キロの軽量化を実現しています。ほとんどがフロント荷重を減らすことにつながっていますので、当然走りにも影響してきます。

上りのコーナリングでも、アンダーが出にくくなっていました。ボディのねじり剛性が向上していることも貢献して、より軽い操縦感覚になっています。ドライバーの意志がよりダイレクトに伝えられるようになったと思います。

今回は箱根での試乗だったので山道でのインプレッションでしたが、高速道路でのロングドライブのほうがむしろ向いているような気がします。

前モデルに比べて走りが向上し、内外装の質感、高級感も明らかに高まっています。それなのに、くっきりした印象が残らないのはなぜでしょうか。穏便なつくりを重ねた結果、尖った部分がなくなったような気がします。

セダンの2リッターモデルは、299万5000円と、300万をきった戦略的な価格設定。国産車からの乗り換えには、手ごろかもしれません。

NAVI すずき副編集長

松本英雄

 
 
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