F1、ヨーロッパラウンドがスタート

2000.04.07 自動車ニュース
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F1、ヨーロッパラウンドがスタート(4/7)

F1第3戦サンマリノGPが、4月7日から始まる。第1戦オーストラリア、第2戦ブラジルと南半球を回ってきた「F1サーカス」が、いよいよ本場ヨーロッパに上陸する。

舞台となるのは、1周4.933kmのアウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(通称イモラサーキット)。その名の通りフェラーリのホームコースだけあって、「ティフォシ」と呼ばれる熱狂的なフェラーリファンが集うことで有名である。

コース特性は中高速。もともと高速コーナーを多用したハイスピードレイアウトだったが、1994年に起きたセナ、ラッツェンバーガーの死亡事故の後、2箇所にシケインが設置され、抜きにくいストップ/ゴーサーキットに生まれ変わった。

勝負の鍵は、エンジンパワー、マシンのテクニカルセットアップ、そしてブレーキバランスをいかに高いレベルで組み合わせられるかにある。またストップ/ゴーの繰り返しにより燃費がきつくなることも頭に入れておきたい。ブリヂストンは、グリップ力の低い路面にソフト/ミディアムタイヤを導入。市川良彦テクニカルマネージャーは、「各チームとも昨年と同様にワンストップ作戦を採用する」と予測する。

チャンピオンシップ争いを見ると、2連勝中のミハエル・シューマッハ(フェラーリ)に勢いがあるのは明らか。高速コーナーの少ないイモラは、フェラーリ「F1-2000」との相性も悪くない。昨年同GPの覇者は今年も優勝候補ナンバーワンである。

2戦0点のマクラーレンは、レースを走りきることが何よりも必要となる。ミカ・ハッキネンは昨年のミス(レースをリード中クラッシュ)を繰り返さないよう、また1998年に優勝しているデビッド・クルサードはその再来を起こさなければならないだろう。

「2強」以外では、ベネトンのジャンカルロ・フィジケラ、ウィリアムズに乗る弱冠20歳のジェンソン・バトンが好調である。フィジケラは現在シューマッハに次ぐチャンピオンシップ2位のポジションにいる。闘将フラビオ・ブリアトーレ監督とルノー資本を得たベネトンは侮れない存在だ。また当初経験不足が懸念されつつもブラジルGPで史上最年少の得点者となったバトンも同様である。

復帰初戦で4点獲得したBARホンダにも注目したい。メインドライバー、ジャック・ビルヌーブは同サーキットのコースレコード保持者(1分23秒303。1997年予選にウイリアムズルノーで記録)である。先週イギリス・シルバーストーンサーキットで行われたテストでトラブル解消につとめたBARは、再度ポイント獲得を目標にしてくるであろう。

F1第3戦サンマリノGP決勝の模様は、4月9日(日)23:45からフジテレビ系で放送される。(WebCG 有吉)

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