4月7日より、福島県でVICSのサービス開始

2000.04.07 自動車ニュース
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4月7日より、福島県でVICSのサービス開始(4/7)

渋滞などの道路交通情報を、カーナビを通じてドライバーに提供するVICSが、福島県でもスタートした。

東北自動車道での情報提供はすでに行われていたが、3メディアを使った一般道での情報提供は4月7日からというわけだ。情報提供エリアは福島、郡山、いわき、会津若松、白川市内の主要道と国道4号線など。これで3メディアによるVICS情報提供エリアは東京、埼玉、千葉、神奈川、長野、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡、広島、宮城、北海道(札幌地区)、静岡、群馬、岡山、福島の17エリアとなり、全国のカバー率は自動車保有台数で約60%、運転免許保持者数で約64%まで拡大した。

ところでそのVICSだが、いま一部でとりざたされているのが「リンク問題」。使用するソフトによっては、一部のエリアでVICSレベル3情報が表示されなくなるというのだ。

VICSレベル3の情報提供道路には、交差点間を1リンクの目安として番号がふられており、地図データソフトに格納されたリンク番号と照合させることによってカーナビの地図上にVICSレベル3情報を表示できるようになっている。しかし、これまで1リンクだった区間に接続する道路が新設されると2リンクに分割して新たなリンク番号を振り直すというような見直しが毎年行われているから、カーナビ側の地図データソフトに格納されたリンクデータとの整合性が問題になるというわけだ。

VICSセンターではリンクの見直し後3年間は、ひとつの区間で新しいリンク番号と以前のリンク番号の両方の情報を提供するという措置をとっているのだが、96年にVICSが開始し97年にリンク番号が見直されてから、今年で丸3年。つまり、初期のリンク番号での情報提供が終了する箇所が、4月から発生するというわけ。そのため、初期の地図ソフトを使い続けている人のカーナビには、VICSレベル3情報が表示されないケースが生じるのだ。

その箇所はVICSセンターでも完全には把握できていないようだが、千葉県内では15箇所前後とのこと。名古屋エリアはもっと多いらしい。この現象への対処法は簡単。最新の地図ソフトに入れ替えれば、VICSレベル3情報が表示されないという不具合は起こらなくなる。また、VICS情報提供エリアは年々拡大を続けているが、古い地図ソフトには新しく情報提供がスタートしたエリアのリンク番号が収録されていないため、VICSレベル3情報提供道路であっても何の表示もされないという事態が起こりうる。古い地図ソフトを使い続けることの問題は、リンク問題よりもむしろ、こちらのほうといえるだろう。VICSカーナビのユーザーは、常に最新の地図ソフトを使うことを心がけたい。(解説=石田 功)

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