トヨタの高級FFセダン「プロナード」に乗る

2000.04.19 自動車ニュース
 
 
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トヨタの高級FFセダン「プロナード」に乗る(4/19)

トヨタ自動車が4月7日に発売した米国製セダン「プロナード」に試乗した。

「プロナード」の特徴は、 全長4.8メートル、全幅1.82メートルという比較的おおきなサイズのボディに、3リッターV6エンジンを搭載しているところにある。米国ではトヨタのケンタッキー工場で生産され、去年の9月から発売されている。

プロナードって、なんでこんなおぼえにくい名前になったかよくわかんないんですけど、ひとことで言うと、アバロンの後継車です。ベンチシートも設定されている古典的なラージサイズのセダンで、アメリカでは2万5000ドルクラスという、アッパーミドルのセグメントに入るモデルです。日本で売られるモデルは、ほぼ米国と同じような仕様です。

乗った印象をひとことで言うと、日本車と違う!ということです。つまり、ボヨヨーンとやわらかいサスペンションの設定なんです。コーナリングのときなんか、車体がおおきく傾きますね。

日本と欧州のクルマしか知らないひとにはかなり違和感があるかもしれませんね。それでもタイヤはラジアルだし、足の設定は日本向けに「硬くしてある」とトヨタのひとは言うんですよね。

ブレーキングすると、フロントが大きく沈みこむのも独特なものですね。これは、静粛性を第一に考えて、すべての部分を「やわらかく」してノイズ、ハーシュネス(ゴツゴツ感)、バイブレーション(振動)を吸収しようとした結果でしょう。ところが、居住性を重視して重心を高くしているいっぽうで、ロールセンターが従来どおり低いまま、しかもサスペンションがやわらかいというバランスの悪さによって、どうにも不安なんです。

運転しはじめたときは、ロールが大きく出てしまって、ほかの乗員に悪い気がしてしかたなかったです。ま、編集部員なので、気にすることもないんですが。そこでTEMS(トヨタの電子制御サスペンション)の設定を硬めにしたら、ちょっとフツウになりました。その設定を前提に評価すると、ま、こんなクルマもありかな、とは思います。ある意味、個性あります。広い室内と、大きなトランクルームは得がたいものです。

昔、アメリカ車に乗っていた、なんていう年輩のひとは、乗ってみると案外、なつかしさを感じるかもしれませんよ。スタイリングは上手にまとまってます。

=松本英雄

=NAVI編集長 小川フミオ

 
 

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