Windows CE搭載のカーナビが登場

2000.04.21 自動車ニュース
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Windows CE搭載のカーナビが登場(4/21)

三菱電機は4月18日、カーナビで初めてウィンドウズCEを搭載した「CU-D550」シリーズを発表、2製品を5月17日より発売する。

「ウィンドウズCEを組み込んだカーナビ」というのはそれ自体ニュースだが、機能面を既存のカーナビと比べれば特に大きな違いはないようだ。たとえば交差点や高速分岐などをリアルに表現する3D表示や、目印となる建造物をわかりやすく表示する3Dランドマーク表示、ドアtoドア感覚で案内する横付けルート探索や細街路探索などの各機能はCU-D550シリーズの特徴だが、三菱製ナビとしては新しい機能でも、他社のナビから見れば別段新しい機能ではない。

また、DVD全盛でありながら機能を広げず低価格を目指したCD-ROM機である点もCU-D550シリーズの特徴だ。上記の機能は標準地図ソフトで可能だが、別売の地区詳細版を使えばビル内のテナント情報がわかる「ビルテナント検索」やおすすめ情報としての「ドライブガイド探索」「RV・レジャー情報」も利用できる。

価格はナビユニット単体のCU-D550が9万9000円、7型ワイドTV+VICSユニット付きのCU-D550VPが17万8000円である。

【解説】
三菱がカーナビに小型端末向けOSを搭載した理由は単純明快。開発費や開発時間を短縮したかったから。ご承知のようにカーナビは依然として半年に1回ほどのハイペースで新商品が発売されており、このペースについていけないメーカーは競争に取り残されると言われている。カーナビの商品価値はソフトがほぼすべてを握っているといっていい。ただしその部分はパソコンでいえばアプリケーションに当たるところ。基本となるOSとアプリケーションの連携がうまくいってこそ有効に機能するわけである。

今回のウィンドウズCE導入は基本ソフトたるOSのレベルアップが目的といっていい。開発作業がウィンドウズ・ベースで進められていば、同じフォーマット上でスムーズにアプリケーションの移行ができるわけである。結果として開発費は抑えられ、開発時間も短くなり、製品価格も抑えられるというわけである。そうなればバージョンアップも大規模なものが行なえるだろう。

実際は果たしてこの通りにうまくいくか、CU-D550の今後の動向こそ興味持たれるところである。(Web CG おざわ)

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