今年もルマンの季節がやってきた!

2000.06.06 自動車ニュース
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今年もルマンの季節がやってきた!(6/6)

年に一度のお祭りレース、2000年ルマン24時間レースがいよいよ6月12日に開幕。6月17、18日に24時間耐久の決勝レースが行なわれる。

世界3大レースのひとつ、ルマン24時間レースは、1923年の初回以来、今年で68回目を迎える伝統ある一大イベントだ。開催地はフランス西部ルマン市。1周13.605kmのサルト・サーキットは、大半が公道を使用したコース、特に森の中を5kmの直線が貫くユーノディエールは、今では安全のために途中でシケインが作られているとはいえ、最高速300km/hを大きく超える。

ルマンの歴史を振り返ると、ジャガー、フェラーリ、ダイムラーベンツ、フォード、ポルシェ、プジョーなど、名だたる世界の自動車メーカーがこの過酷な耐久レースに参戦、数多くの名勝負を生んできた。昨年はトヨタとBMWが手に汗握る死闘を演じたのが記憶に新しい。

今年はメーカーチームがアウディ、キャディラックのみと決して多くはないが、アメリカのコンストラクター、ペイノズをはじめ、多くの有力なプライベーターが虎視眈々と上位進出をねらっているので、おもしろい展開になりそうだ。

昨年から参戦し、信頼性、速さともに備わり、優勝候補の筆頭とみられるのがアウディR8。4月に行なわれた予備予選に相当するテストデイでは、51台の参加車のうち3台が最速タイムの上位を独占した。3月のアメリカン・ルマン・シリーズ開幕戦のセブリング12時間でも、デビューウィンを飾っている。

もうひとつのワークス、キャディラック・ノーススターは4台が出場予定だが、今年初の参戦とあってまだマシンの熟成は充分とはいえない。まずはレースを走りきって、来年以降へつなげたいところだが、着実に走りきれば、何が起こるかわからないルマンだけに、やはり目がはなせない。

ワークス以外ではローラ、クラ−ジュ、レイナードといった、市販シャシーを使用したプライベーターのマシンの速さも目立ったが、5台も参戦するフロントエンジンのペイノズは、昨年も好成績をおさめ、今年は優勝も狙える位置にいるといわれている。日本からはメーカーが出場しないものの、テレビ朝日が結成したチーム・ドラゴン、影山正彦/影山正美/鈴木利男、土屋圭市/近藤真彦/飯田章の2組が、2台のペイノズLMPフォードで出場する。テストデイでは影山正美がペイノズ勢で最速タイムを記録しており、期待は大きい。

そのほか、全日本GT選手権で活躍するチームタイサンがポルシェGT3RでLM-GTクラスに参戦するほか、ミスター・ルマンこと寺田陽次郎も、WRプジョーで22回目のルマンに挑む。決勝は6月17日現地時間午後4時のスタート。今年はどんなドラマが待っているのだろうか。

リポート=武田 隆
写真=須藤章一

★お知らせ★今年のルマンは武田リポーターが現地取材、予選の状況などを刻一刻とWeb CGを通じてリポートします。インターネットならではのホットなニュースをご期待ください。

■レーススケジュール(現地時間)
・6月12(月)/13(火)  車検
・14(水) 予選1回目 19h−21h、22h−0h
・15(木) 予選2回目 19h−21h、22h−0h
・16(金) 市内パレードなど
・17(土)/18(日) 決勝
土曜16h00スタート(日本時間23h00)
ゴールは24時間後

「ルマン」公式サイト:
http://www.24h-le-mans.com/2000/

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