F1独GP、バリケロ涙の初優勝

2000.07.31 自動車ニュース
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F1独GP、バリケロ涙の初優勝(7/31)

F1第11戦ドイツGP決勝が30日、独ホッケンハイムサーキット(1周6.825km)を45周して行われた。優勝はフェラーリのルーベンス・バリケロ、出走124戦目で涙の初優勝を飾った。

予選、決勝とも雨に翻弄されたレースだった。土曜日に行われた予選は、開始直後から雨。マクラーレンメルセデスのデビッド・クルタードは、路面のぬれる前にたたき出したタイム、1分45秒697でポールポジションを獲得。2位フェラーリのミハエル・シューマッハ、4位マクラーレンのミカ・ハッキネンと、結果こそトップチームが上位を占めているが、中堅どころのジョーダン無限ホンダ、ハインツ・ハラルド・フレンツェンは17位、バリケロにいたっては18位と、予選通過がやっとの状態。天候とともにレース展開がよめない予選順位となった。

決勝レース、スタートで波乱が起きた。2番手スタートのミハエル・シューマッハは、前戦に続きスタート直後に後続のジャンカルロ・フィジケラに追突されてコース脇へ。3戦連続のリタイアとなってしまった。4番手スタートのミカ・ハッキネンは好スタートを切り、クルタードを抜いてトップを奪取。以後マクラーレンの1−2状態がしばらく続く。

26周目、コース脇に男が無断で進入し、セーフティカーが導入されるという珍事が発生。レース後、男は47歳のフランス人で、20年間勤めていたメルセデスベンツを解雇になった「はらいせ」による犯行だと判明した。

レース再開後、30周目にペドロ・ディニス(ザウバーペトロナス)とジャン・アレジ(プロストプジョー)がクラッシュし、再度セーフティカーの出番。その2周後の再々スタートあたりから、ピット周辺で雨が降り出した。

コースの一部分では雨、他ではドライという難しい状況の中、ハッキネン、クルタードらは続々とレインタイヤに交換。その間、ドライタイヤでしぶとく粘ったバリケロが37周目にトップにたち、悲願の初優勝となった。2位にはハッキネン、3位にはクルタードが入った。

2000年シーズンも残り6戦。ランキング争いは、無得点の1位シューマッハが56点でトップを死守。クルタード/ハッキネンがともに54点で迫っており、今回10点獲得のバリケロ(46点)を含めて、タイトルはこの4名の間で事実上争われることになる。

コンストラクターズランキングは、1位フェラーリ102点、2位マクラーレン98点で、ポジション、点差は変わっていない。

次戦は8月13日、ハンガリーGPだ。

■第11戦ドイツGP結果
1位 ルーベンス・バリケロ(フェラーリ)
2位 ミカ・ハッキネン(マクラーレンメルセデス)
3位 デビッド・クルタード(マクラーレンメルセデス)
4位 ジェンソン・バトン(ウィリアムズBMW)
5位 ミカ・サロ(ザウバーペトロナス)
6位 ペドロ・デ・ラ・ロサ(アロウズスーパーテック)

■第11戦終了時のドライバーズランキング
1位 ミハエル・シューマッハ 56点
2位 デビッド・クルタード 54点
3位 ミカ・ハッキネン 54点
4位 ルーベンス・バリケロ 46点
5位 ジャンカルロ・フィジケラ 18点

■同コンストラクターズランキング
1位 フェラーリ 102点
2位 マクラーレンメルセデス 98点
3位 ウィリアムズBMW 22点
4位 ベネトンプレイライフ 18点
5位 BARホンダ 12点

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