マツダ・ロードスターに乗る

2000.08.07 自動車ニュース
 
 
000807_010.gif

マツダ・ロードスターに乗る(8/7)

■可変バルブタイミング機構の搭載
「ひとたび座ればピタリとわかる」のが、7月18日にマイナーチェンジを受けたマツダ・ロードスター。新型バケットシートが、ドライバーの肩と腰を、やんわりと抱いてくれる。

欧米と較べ売れ行きが伸びない国内市場のために、両の目頭にきついキャラクターラインが入れられ、ちょっぴり険のある顔つきになったニューロードスター。マツダのファミリーフェイスに合わせるため、バンパー下部のエアインテイクが五角形になったのはご愛敬。

最大のニュースは、1.8リッターツインカムユニットに連続可変バルブタイミング機構が搭載されたこと。最高出力は、ピークパワー発生回転数を500rpm引き上げ、従来比15psアップの160ps/7000rpm、最大トルクは、0.7kgm太い17.3kgmを、やはり500rpm高い5500rpmで発生する。

■コーナリングの気持ちよさ!
専用の赤黒ステアリングホイール、赤いシートも艶やかな最上級スポーツグレード、RS-IIに乗ると、駐車場を動かすだけでも、よく調律された排気音がウレシイ。峠道に赴くと、かつてはレブリミット7500rpmを誇りながら、4000rpmも回すと音と振動で「もうけっこう」となった「BP-VE」ユニットが、6000rpmまではいともスムーズに回る。中低回転での出力が増したので、扱いやすく、けれどもノッペリとした退屈なエンジンにはなっていない。市販車もテスト車の通りなら、これはスバラシイ。

RS-IIは、ボディ各部に補強を施し、ねじり剛性約22%、曲げ剛性約16%の向上したという。反面、車重は40kg増の1070kg。今回の改変で、エンジンの可変吸気システムが外されたのは、コストダウンのためというより、重量増を抑えるためだったという。

エンジン以上に感心したのが足まわりで、205/45R16という一段上のタイヤを採用したが、みごとなセッティングゆえ、もてあますことがない。カーブに入ると、キューっと外側のタイヤに荷重がかかっていって、「気持ちイイ!」と、ハシャぐご主人様を乗せて、駿馬は駆け抜けていく。よく利くLSDも好ましい。

新しいロードスターは、ライトウェイトの持ち味をなくすことなく、グッとたくましくなった。自らが産み出したライバル車との、切磋琢磨の結果である。

価格は、RS-IIが、前のRSより11.2万円高い243.7万円。内装が地味なRSは、わずか1.3万円の値上がりに抑えられた。(web CG アオキ)

 
 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

ロードスターの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • マツダ・ロードスターRF VSプロトタイプ(FR/6AT)【試乗記】 2016.11.19 試乗記 「マツダ・ロードスター」に、スイッチひとつでルーフが開閉する電動ハードトップモデル「RF」が追加された。開発者のこだわりがつまったリトラクタブルハードトップの出来栄えと、ソフトトップ車とは一味違う走りをリポートする。
  • 日産ノートe-POWER X(FF)【試乗記】 2016.11.21 試乗記 外部充電機能を持たないシリーズハイブリッド車ながら、静かで加速のよい“EV風味”を持つ「日産ノートe-POWER」。200万円を切る手ごろな価格で実現した“ワンペダルドライビング”がもたらす走りとは? 中間グレードの「e-POWER X」に試乗した。 
  • マツダが「ロードスターRF」の予約受け付けを開始 2016.11.10 自動車ニュース マツダがリトラクタブルハードトップのスポーツモデル「ロードスターRF」の予約受け付けを開始した。ルーフの開閉は、ロックの解除も含めボタンひとつで操作可能。ロードスターとしては日本初導入の2リッターエンジンも特徴となっている。
  • スバル・インプレッサスポーツ2.0i-S EyeSight(4WD/CVT)【試乗記】NEW 2016.12.9 試乗記 フルモデルチェンジした「スバル・インプレッサスポーツ」に試乗。新世代プラットフォームと直噴化された水平対向エンジンがもたらす走りや、最新の運転支援システムの使い勝手を、2リッターの4WDモデルで確かめた。
  • ホンダNSX(4WD/9AT)【試乗記】 2016.12.1 試乗記 初代の生産終了から10年あまりの時を経て、ようやく現実のものとなった新型「NSX」。ホンダ渾身(こんしん)のハイブリッド・スーパースポーツの走りと、それを支える技術的ハイライトについて詳しく報告する。
ホームへ戻る