シューマッハーの目にも涙、F1伊GP

2000.09.11 自動車ニュース
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シューマッハーの目にも涙、F1伊GP(9/11)

9月10日、F1第14戦イタリアGP決勝が、伊モンザサーキット(1周5.783km)を53周して行われた。優勝は、ミハエル・シューマッハー。今季6勝目、通算では故アイルトン・セナに並ぶ歴代2位の41勝目をあげた。

スタート直後の第2シケインで多重事故が発生。ハインツ・ハラルド・フレンツェン、ヤルノ・トゥルーリ(ともにジョーダン無限ホンダ)が、ルーベンス・バリケロ(フェラーリ)に接触。デイヴィッド・クルタード(マクラーレンメルセデス)を含め7台がリタイアした。この事故により、コースマーシャル1名が、飛んできたタイヤにあたり死亡。1994年アイルトン・セナ以来の死亡事故となってしまった。

10周のセーフティカーランの後、再スタート。ポールポジションのシューマッハーを、ミカ・ハッキネン(マクラーレンメルセデス)が追うレース展開だ。予選4位からスタートしたジャック・ヴィルヌーブ(BARホンダ、写真)は、序盤3位を走行するも電気系のトラブルで戦線離脱。ホンダ参戦200戦目となる記念すべきレースは、チームメイトのリカルド・ゾンタの双肩にかかることとなった。

シューマッハーは、2位ハッキネンとの差を広げ、快走。2回のピットストップを問題なく済ませ、6月のカナダGP以来6戦ぶりに優勝。フェラーリの熱狂的なファン「ティフォシ」の前で、お得意のガッツポーズを見せつけた。2位にハッキネン、3位にラルフ・シューマッハー(ウィリアムズBMW)が入賞。ゾンタは最終的に6位1点を獲得し、ホンダ200戦に華をそえた。

レース後の記者会見。シューマッハーが涙で言葉に詰まるというめずらしいシーンが見られた。地元ファンを前に、同チーム21年ぶりのタイトル奪取の重圧を背負うシューマッハー。日ごろ感情を表に出さない彼の、人間らしい一面が垣間みられた。

ドライバーズランキングトップはハッキネン(80点)と変わらないが、今回の勝利で2位のシューマッハーが2点差に迫った。コンストラクターズランキングでは、1位マクラーレン131点対2位フェラーリ127点。残り3戦。次回は、9年ぶりに復活するアメリカGP。インディアナポリスで争われる(決勝、9月24日)。(web CG 有吉)

■第14戦イタリアGP結果
1位 ミハエル・シューマッハー(フェラーリ)
2位 ミカ・ハッキネン(マクラーレンメルセデス)
3位 ラルフ・シューマッハー(ウィリアムズBMW)
4位 ヨス・フェルスタッペン(アロウズ)
5位 アレキサンダー・ブルツ(ベネトンプレイライフ)
6位 リカルド・ゾンタ(BARホンダ)

■第14戦終了時のドライバーズランキング
1位 ミカ・ハッキネン 80点
2位 ミハエル・シューマッハ 78点
3位 デイヴィッド・クルタード 61点
4位 ルーベンス・バリケロ 49点
5位 ラルフ・シューマッハー 24点

■同コンストラクターズランキング
1位 マクラーレンメルセデス 131点
2位 フェラーリ 127点
3位 ウィリアムズBMW 34点
4位 ベネトンプレイライフ 20点
5位 ジョーダ無限ホンダ 13点
5位 BARホンダ 13点

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